ツェルニー/ホルン作品
アンダンテとポラッカ/セレン・ヘルマンソン(1982) |
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LP(THOROFON MTHー257)
1.バークリー/ホルン三重奏曲Op44
2.ツェルニー/アンダンテとポラッカ
3.デュカス/ヴィラネル
4.ニールセン/カント・セリオーソ
5.プーランク/エレジー
〜デニス・ブレインの思い出に
セレン・ヘルマンソン(ホルン)(1〜5)
ハンス・マイル(ヴァイオリン)(1)
ホルスト・ゲーベル(ピアノ)(1〜5)
録音 1982年12月
ヘルマンソンのデビューレコードでした。共演はベルリン・ゲーベル・トリオのメンバーです。
バークリーの三重奏曲はブレインの録音以来のものです。使用楽器のせいか、録音スタジオの残響の少ないせいなのか、ホルンの音色がブレインのようです。演奏もブレインの吹き方によく似ています。この曲は今でも録音が少ないですから貴重な録音です。
ツェルニーの「アンダンテとポラッカ」はLPでは初録音です。CDの時代になってバウマンが録音するまで知られなかった曲です。ヘルマンソンの演奏は穏やかなアンダンテと楽しそうなポラッカがきれいに演奏されています。
ヴィラネルは派手さのない穏やかな演奏に始まりますが、速いフレーズはさすがに見事な演奏です。ニールセンのカント・セリオーソは北欧のホルン奏者には馴染みの深い作品のようです。ヘルマンソンの演奏もきれいです。
プーランクのエレジーは冒頭のアクセントとグリッサンドが素晴らしい。後半の演奏も見事です。LPでは数少ない録音の中の一つでした。最初にブレインに献呈されたバークリーを演奏して、最後にブレインを偲ぶ作品を演奏するという素晴らしいアルバムです。 |
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