その他のホルン作品

アッペルモント/ホルン協奏曲/セバスティアン・ヘッテマ(2013)
CD(Beriato WSR 064)

アウディヴィ・メディア・ノクテ/オランダ海軍軍楽隊
1.ヴァインベルガー/テイク・オフ
2..ピッケール/コッパ・フラゴレ 
3.エルガー〜モロー編/愛の挨拶
4.アッペルモント/ホルン協奏曲
5.パルフーバー/ニュー・ウェイズ
6.アッペルモント/アイルズ・オブ・ザ・ブレシド
7.ヴェースピ/アウディヴィ・メディア・ノクテ

セバスティアン・ヘッテマ(ホルン)(4)
ヤン・コーベル指揮
ネザーランド(オランダ)海軍軍楽隊
録音 2013年

 ネザーランド(オランダ)の海軍軍楽隊による録音集です。珍しいホルン協奏曲があります。
 ダニエル・ヴァインベルガーの「テイク・オフ」は吹奏楽の小品です。アルバムの冒頭にふさわしい名曲です。
 バルト・.ピッケールの「コッパ・フラゴレ」は4つの小品で構成されています。第1曲「バニラ・アイス〜夏のテイスト」、第2曲 「ストロベリー〜愛のフルーツ」、第3曲「クーリー〜情熱のジュース」、第4曲「ホイップ・クリーム〜クラウド・オブ・グッド・リビング」となっています。木管楽器が入る吹奏楽ならではの美しさがあります。第3曲はワルツです。第4曲の楽しそうな雰囲気もまた素晴らしいものです。
 エルガーの「愛の挨拶」は名曲でピアノやヴァイオリンなどでよく演奏されます。ここではジョルジュ・モローの吹奏楽への編曲で演奏されます。最初はフルートで始まり、クラリネット、ホルンが加わってアンサンブルの美しい「愛の挨拶」になります。
 ベルト・アッペルモントの「ホルン協奏曲」は単一楽章ですが、4つの部分で構成されていて、「サラバンド」はホルン独奏に始まり、アンサンブルが加わります。「トッカータ」はホルンの朗々とした歌に始まり、アンサンブルが良い響きで加わります。盛り上がりも素晴らしいものです。テンポの変化があります。「ロマンス」はハープの伴奏でホルンの美しい主題が流れます。盛り上がりも大きいです。最後の「フィナーレ」は速いテンポでホルンが細かいフレーズを演奏します。オーケストラが大きな響きで応えます。21分を超える大作です。ヘッテマのホルンは大変素晴らしい演奏です。
 ヘルマン・パルフーバーの「ニュー・ウェイズ(新しい道)」はオーストリアの鉄道を題材にしたものです。吹奏楽の迫力満点の作品です。
 アッペルモントの「アイルズ・オブ・ザ・ブレシド」は金管で静かに始まり、やがて全合奏になります。中間部には美しい主題が流れます。「ブランの航海」を描いた作品です。海の風景が眼に浮かぶようです。
 オリヴァー・ヴェースピの「アウディヴィ・メディア・ノクテ」は20分近い大作です。16世紀のモテットにインスピレーションを受けて書いた作品のようです。木管のユニゾーンがきれいです。そして金管の美しい響き、トロンボーンやユーフォニアム、テューバの響きも素晴らしいものです。後半にはトランペットのソロ、ユーフォニアムのソロもあります。素晴らしい演奏と作品です。


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