J・S・バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番

マインツ室内管弦楽団(1958)
CD(VOX ACD8046)

バッハ/ブランデンブルク協奏曲集
1.ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
2.     〃        第3番ト長調BWV1048
3.     〃        第4番ト長調BWV1049

 ギュンター・ケール指揮
  マインツ室内管弦楽団
  録音 1958年頃

 ドイツのマインツ室内管弦楽団をギュンター・ケールが指揮したブランデンブルク協奏曲です。ソリストの記載はありません。
 ブランデンブルク協奏曲第1番は弦楽の良い響き、2本のホルンが大変きれいです。3本のオーボエも良い響きです。第2楽章はオーボエとヴァイオリンがきれいに響きます。表現力の豊かさが感じられます。第3楽章は2本のホルンが明るく響きます。ヴァイオリンのソロもきれいです。第4楽章のメヌエットはやや遅めのテンポです。第1トリオのオーボエとファゴットの美しい響きは見事な演奏です。ポロネーズは速めのテンポでさわやかな響きです。第2トリオのホルンとオーボエは大変きれいな演奏です。これぞドイツのバッハといえそうな素晴らしい演奏です。
 ブランデンブルク協奏曲第3番は弦楽合奏の美しい響きがあります。第1楽章は素晴らしい弦楽アンサンブルです。第2楽章のアダージョはチェンバロの長いカデンツァが入ります。最後に弦楽が重なって終わります。第3楽章は弦の華麗な響きが素晴らしい演奏です。
 ブランデンブルク協奏曲第4番は2本のリコーダーによる演奏です。リコーダーの和音が素晴らしい響きです。ヴァイオリンと共に良い響きです。第2楽章のアンダンテはリコーダーの響きと弦楽の厚い響きが素晴らしい。第3楽章冒頭の弦楽の響きがきれいです。ヴァイオリンも2本のリコーダーもよい響きです。これはよい演奏です。


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