グラズノフのホルン作品

牧歌&セレナード第2番/ラデク・バボラーク(2021)

CD(ANIMAL MUSIC ANI 105-2)

バボラーク編曲作品集
1.ブラームス/弦楽五重奏曲第2番ト長調Op111
    〜バボラーク、アスラマス編
2.グラズノフ/牧歌〜ホルンと弦楽四重奏のための
3.グラズノフ/セレナード第2番
4.シベリウス/五重奏曲ト短調「フィンランドのホルン」
   (原曲:弦楽三重奏曲〜バボラーク編)

 ラデク・バボラーク(ホルン)
 バボラーク・アンサンブル
 ミラン・アル=アシャブ(ヴァイオリン)
 マルティナ・バチョヴァー(ヴァイオリン)
 カレル・ウンテンミュラー(ヴィオラ)
 ハナ・バボラコヴァー(チェロ)
 録音 2021年
     世界初録音(1&4)

 ラデク・バボラークがブラームスとシベリウスの弦楽作品をホルンと弦楽四重奏のために編曲しました。
 ブラームスの弦楽五重奏曲第2番はバボラークとアスラマスがホルンと弦楽四重奏のために編曲したものです。第1楽章「アレグロ・ノン・トロッポ、マ・コン・ブリオ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「ウン・ポコ・アレグレット」第4楽章「ヴィヴァーチェ、マ・ノン・トロッポ・プレスト」の4つの楽章になります。第1楽章冒頭からホルンのソロが休みなく歌われます。第2楽章はホルンが一息ついてヴァイオリンのソロもあります。第3楽章は快いテンポでホルンが明るく歌います。バボラークが楽しそうに演奏しています。第4楽章は速いテンポの主題が歌われます。バボラークが編曲して演奏してみたいと思う気持ちがわかりそうです。これが世界初録音になります。ブラームスのホルン三重奏曲より楽しそうです。これは大変良い演奏です。
 グラズノフの「ホルンと弦楽四重奏のための牧歌」は原曲がホルンと弦楽合奏の作品です。これをレヴィンが編曲しています。ホルンに始まる美しい作品です。この美しさは素晴らしいものです。  
 グラズノフのセレナード第2番も原曲がホルンと弦楽合奏の作品です。これをレヴィンが編曲しています。弦楽に始まってホルンが主題を受け継ぐ美しい作品です。この作品も素晴らしいものです。さすがにバボラークのホルンは見事な演奏です。
 シベリウスの五重奏曲ト短調「フィンランドのホルン」は原曲が弦楽三重奏曲です。バボラークの編曲によりホルンと弦楽四重奏で演奏しています。聞いたことのない作品で、これが世界初録音です。北欧のシベリウスの作品を見事にホルンの作品として編曲してくれました。バボラークのホルンが素晴らしい響きです。これは見事な録音です。


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