R・シュトラウス/アンダンテ

アベル・ペレイラ(2005)
CDR(Afinaudio IRFC.03.036.)

ホルンとピアノのための音楽
1.フランツ・シュトラウス/告別(ロマンス)
2.     〃    /夜想曲Op7
3.リヒャルト・シュトラウス/アンダンテ
4.グラズノフ/夢Op24
5.グリエール/4つの小品Op35
  1)ノクターンOp35−10
  2)間奏曲Op35−11
  3)悲しきワルツOp35−7
  4)ロマンスOp35−6
6.ダヴィド・デ・スーザ/子守歌
7.ダルメイダ/結婚(古い様式による)

  アベル・ペレイラ(ホルン)
  エフゲニー・ネフィエドフ(ピアノ)
  録音2005年4月20&21日

 ポルトガルのホルン奏者アベル・ペレイラによるホルンとピアノのための音楽です。彼はボフダン・セベスチクとドイツのノイネッカーに師事しています。
 フランツ・シュトラウスの「告別(ロマンス)」はピアノの重い響きと哀愁的なホルンの歌が美しい作品です。「夜想曲(ノクターン)」はホルンの定番曲で、数多くの録音があります。ペレイラのホルンはやわらかな響きでこのノクターンを吹いています。
 リヒャルト・シュトラウスの「アンダンテ」もホルンの定番作品です。この曲はハ長調ですが、なんとなく物悲しい響きのホルンです。これもまた良い演奏です。
 グラズノフの「夢」は短い小品ですが、ロシア風の歌がたっぷり詰まった名作です。ペレイラのホルンがロシアのホルンのように響きます。
 グリエールの「4つの小品Op35」は曲の順序を第3曲「ノクターン」、第4曲「間奏曲」、第2曲「悲しきワルツ」、第1曲「ロマンス」で演奏しています。いずれもやわらかな響きのホルンで美しいメロディを奏でています。
 ダヴィド・デ・スーザ(1880〜1918)はポルトガルの作曲家で、「子守歌」は小品ですが大変きれいなメロディが流れます。
 アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940〜)もポルトガルの作曲家です。「結婚(古い様式による)」は民謡風のとても美しいメロディが歌われます。ペレイラのホルンは穏やかにそして最後に強奏で終わります。


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