バークリー/ホルン三重奏曲

ヘクター・マクドナルド(1997)
CD(TALL POPPIES TP114)

ホルン三重奏曲集
 1.バークリー/ホルン三重奏曲Op44
 2.ドン・バンクス/ホルン三重奏曲(1962)
 3.ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
   ヘクター・マクドナルド(ホルン)
   ジョン・ハーディング(ヴァイオリン) 
    イアン・ムンロー(ピアノ)
   録音 1997年1月20〜22日

  ヘクター・マクドナルドのホルン三重奏曲集です。名曲ブラームスの他にバークリーと故郷の作曲家ドン・バンクスの作品を演奏しています。バークリーのホルン三重奏曲はデニス・ブレインのために作曲されています。またドン・バンクスのホルン三重奏曲は同郷のホルンの天才タックウェルのために書かれています。タックウェル以外では初めての録音でしょう。
  バークリーは歯切れ良いタンギングが見事です。ハーディングとムンローの演奏も素晴らしく、新たな魅力を感じさせます。
  バンクスのトリオは1962年の作品です。3つの楽章からなり、遅いテンポの第1楽章はタックウェルの演奏を思わせるような響きが素晴らしい。第2楽章はヴァイオリン、ピアノともに現代的な響きを出していて、ホルンが入らない部分ではヴァイオリン作品のようです。第3楽章のモデラート・スケルツァンドではロンド楽章のようです。(バンクスは1965年にホルン協奏曲も作曲していました)
  ブラームスのトリオは第1楽章では勢いのある演奏が実に素晴らしい。単調になりがちなメロディも感情をこめて歌っています。第2楽章のスケルツォではきれいなタンギングとメリハリをつけた演奏が好感をもてます。ムンローのピアノも良い響きです。第3楽章のノクターンのようなアダージョや優しさを感じさせるでしょう。フィナーレは勢いがあり調和のとれた響き、ヴァイオリンとホルンが対等に演奏するところも見事です。さわやかなブラームスといえるでしょう。


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