R・シュトラウス/アンダンテ
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CD(CRYSTON OVCC−00077)
R・シュトラウス&F・シュトラウス/ホルン作品集
1.R・シュトラウス/ホルン協奏曲第1番変ホ長調
2. 〃 /アンダンテ
3.F・シュトラウス/主題と変奏Op13
4. 〃 /シューベルトの
「あこがれのワルツ」による幻想曲Op2
5. 〃 /ノクターンOp7
6. 〃 /ロマンス「告別」
7.R・シュトラウス/序奏、主題と変奏変ホ長調
ラデク・バボラーク(ホルン)
小菅 優(ピアノ)
録音 2010年3月31日&4月1日
埼玉/田園ホール・エローラ
バボラーク初のスタジオ録音によるシュトラウス父子の作品集です。シュトラウスの協奏曲はライヴで何度も演奏していますが、スタジオ録音は初めてです。第1番のピアノのパート譜はオリジナルの自筆譜ということです。来日でも演奏していますが、聴衆がいる時といない時では緊張感に違いを感じます。この演奏は大変きれいな演奏で、弱奏部分が聞きどころです。第1楽章の浪々としたホルンはバボラークの味のある演奏に引き込まれそうです。第3楽章:ロンドは狩のホルンらしい切れ味の良い演奏です。 「アンダンテ」はバボラークのホルンの響きがホール一杯に広がります。
F・シュトラウスの「主題と変奏」、「シューベルトの『あこがれのワルツ』による幻想曲」はゆったりとした部分とテンポの速い部分の演奏が聞き所です。「ノクターン」はバボラークらしいきれの良い演奏です。他の演奏とは若干イメージが違うかもしれません。「ロマンス『告別(別れ)』」はピアノ伴奏が悲劇的な響きで始まりますが、ホルンは優しく歌われます。
最後の「序奏、主題と変奏」はR・シュトラウスが14歳の時の作品ですが、とても少年の作品とは思えない素晴らしい曲です。主題と5つの変奏曲は演奏が難しく、父フランツも演奏できないところがあったようです。現代においてもタックウェルやピツカなどが録音していますが録音の少ない曲です。バボラークは完璧な演奏をしています。 |
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