ベートーヴェン/七重奏曲

ジョナサン・ウィリアムズ(1991)
CD(hyperion HELIOS CDH55189)

 1.ベートーヴェン/七重奏曲変ホ長調Op20
 2.    〃   /六重奏曲変ホ長調Op81b
 ゴーディエ・アンサンブル
 マリーケ・ブランケスティン(ヴァイオリン)(1&2)
  イリス・ユーダ(ヴァイオリン)(2)
  ロジャー・タッピング(ヴィオラ)(1)
  ジャンヌ・アトキンス(ヴィオラ)(2)
  クリストフ・マルクス(チェロ)(1&2)
  ステファン・ウィリアムズ(コントラバス)(1)
  リチャード・ホスフォード(クラリネット)(1)
  ロビン・オニール(ファゴット)(1)
  ジョナサン・ウィリアムズ(ホルン)(1&2)
  フィリップ・イーストップ(ホルン)(2)
   録音1991年7月8〜10日 
   ロンドン/聖ミカエル教会

 ゴーディエ・アンサンブルよるベートーヴェンの七重奏曲と六重奏曲です。ホルンはジョナサン・ウィリアムズが吹いています。
  七重奏曲はベートーヴェンの室内楽の代表といえます。クラリネットとヴァイオリンがリードしていく文句なしの演奏です。ホスフォードのクラリネットは甘くきれいな響きです。ファゴットとホルンが和音を作り時には主題を吹いてくれます。ジョナサン・ウィリアムズのホルンは明るく太い音です。第5楽章と第6楽章ではホルンの出番が多くなります。 
  六重奏曲変ホ長調は弦楽四重奏と2つのホルンのための作品で、いわば室内楽版の2つのホルンのための協奏曲といえます。第2ホルンのイーストップとの息のあった素晴らしい演奏になりました。第1楽章ではレガート奏法による滑らかな演奏が見事です。第3楽章の速いテンポの演奏は第2ホルンの鮮やかなタンギングが素晴らしい。  


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