その他のホルン作品2
自作自演ミラヴェト=レチャ/管楽器のための室内楽作品集 |
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CD(AGORA Musica AGR003CD)
ミラヴェト=レチャ/管楽器のための室内楽作品集
1.ホルン・ソナタ第1番
2.ホルン・ソナタ第2番
3.無言歌〜ホルンとピアノのための
4.ニンファ〜テューバとピアノのための
5.催眠的小品集〜フルート、オーボエ、クラリネット、
ファゴット、ホルンとピアノのための六重奏曲
フアン・ミラヴェト=レチャ(ホルン)(1〜3&5)
マヌエル・メルチョル・ロメロ(テューバ)(4)
スサナ・ミラヴェト=レチャ(フルート)(5)
サンティアゴ・モリャル・メルチョル(オーボエ)(5)
セルヒ・バヤリ(クラリネット)(5)
ホアキン・サンチョ(ファゴット)(5)
ルイス・ヒネル・ペレス(ピアノ)(1〜5)
録音2013年2月15〜17日
バレンシア音楽院大ホール
フアン・ミラヴェト=レチャは1980年生まれのスペインのホルン奏者で作曲家です。カステリョン音楽院およびバレンシア高等音楽院で学んでいます。彼はカステリョン交響楽団のソロ首席奏者を務めていて、バレンシア音楽院の教授にも就任しています。
このアルバムはミラヴェト=レチャの自作自演です。枯れた音色のホルンで吹く2つのホルン・ソナタは近代音楽そのものです。しかしながら聞こえる音楽は難解ではありません。いずれも3つの楽章で構成されます。調性はないにしても技術的に多様な手法はあまり使っておりません。ピアノパート自体は不協和音が多いですがホルンは中音域が多く聞きやすいです。
「無言歌」は主題がきれいで、ピアノパートもロマン的です。穏やかで美しい小品です。
テューバとピアノのためのニンファは低音楽器とピアノのバランスがよくて気持ちよく聞くことができます。テューバは親しみやすい主題を演奏します。3つの楽章からなりアレグロ、レント、フーガ〜ヴィヴォが切れ目なく演奏されます。
フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンとピアノのための六重奏曲は5つの小品で構成され「催眠的小品集」の標題があります。ミヨーの小品を思わせる響きです。第1曲に「催眠的な」の副題があります。急、緩、急、緩、急の音楽は楽しいものです。 |
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