その他のホルン作品2

オーレ・シュミット/ホルン協奏曲、他/ビョルン・フォスダル
CD(danacord DACOCD513)

オーレ・シュミット/協奏作品集
1.トランペット、トロンボーン、弦楽、打楽器と
    ハープのための協奏的小品Op19
2.テューバ協奏曲(1975)
3.ホルンと室内管弦楽のための
        協奏曲ヘ長調(1966)
4.5本のホルン、ティンパニと
   打楽器のための音楽ヘ長調(1966)

  クヌード・ホヴァルト(トランペット)(1)
  カルステン・スヴァンベリ(トロンボーン)(1)
  ミヒャエル・リンド(テューバ)(2)
  ビョルン・フォスダル(ホルン)(3&4)
  オーレ・シュミット指揮
  オーフス交響楽団
  録音 1979年10月25日&11月1日

 オーレ・シュミット(1928〜2010)はデンマークの指揮者で作曲家です。ニールセンの交響曲全集の録音で知られています。
 トランペット、トロンボーン、弦楽、打楽器とハープのための協奏的小品は1959年の作品。3つの楽章で構成され第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ、第2楽章:ポコ・メノ・モッソ、第3楽章:アレグレット・ノン・トロッポとなっています。トランペットとトロンボーンの対話的な協奏曲となっています。全曲11分の小品。
 テューバ協奏曲は1975年の作品。3つの楽章で構成され、第1楽章:アレグロ・モデラート、第2楽章:レント、第3楽章:アレグロ・ジュストとなっています。作品は古典的でテューバの楽しそうな歌が流れます。第1楽章ではホルンとの二重奏もあって面白いです。第2楽章は大変抒情的な主題が歌われます。第3楽章は勢いのある速いテンポの主題が力強く歌われます。 
 ホルンと室内管弦楽のための協奏曲ヘ長調は1966年の作品。2つの楽章で構成され、第1楽章:ラルゴ、第2楽章:アレグロ・ジュストとなっています。第1楽章は冒頭からホルンのソロが穏やかに流れます。中間部にパーカッションが効果的に使われています。フォスダルのホルンは透明感のあるきれいな響きで北欧の音楽の抒情的な雰囲気を見事に出しています。第2楽章はパーカッションの響きと共に軽快なホルンの主題が流れます。第2主題の跳躍的な歌は狩りのホルンのようです。カデンツァがよくできています。このホルン協奏曲はたくさん演奏してほしいものです。
 5本のホルン、ティンパニと打楽器のための音楽ヘ長調も1966年の作品。短いファンファーレのあとに第2曲「グラーヴェ」がきます。この部分は5本のホルンの和音がティンパニの響きと重なって重厚になっています。神秘的でもあり風変わりな音楽です。第3曲「ジーグ/アレグロ」は劇的な響きが続きます。まるで5本のホルンによる協奏曲的な小品のようです。ホルン・アンサンブルとしても面白い作品です。


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