アンサンブル

ドイツ・ホルン・アンサンブル/森への挨拶
CD(Coviello Classics COV 91707)

1.ドスモン/「森への挨拶」ヘ長調
       〜4本のホルンのための
2.ヘンゼル/ホルン四重奏曲ヘ長調 Op75
3.ケルスケン/「ゼーゲベルガー・ミサ」変ホ長調
            〜狩猟ホルンのための
4.シュタルク/セレナード ヘ長調Op42
          〜4本のホルンのための
5.アプト/4本のホルンのための歌曲編曲
   1)おやすみ、私の愛する子
   2)安息日
   3)燕が我が家に帰る時
   4)森の挨拶

  ドイツ・ホルン・アンサンブル
  クリストフ・モイニャン(ホルン)
  ホアキム・パレット(ホルン)
  オリヴァー・ケルスケン(ホルン)
  シュテファン・オエッター(ホルン
  ヨハネス・レウフティンク(狩猟ホルン)(3)
  ラルス・メヒェルケ(狩猟ホルン)(3)
  ザシャ・ブラウ(狩猟ホルン)(3)
  録音 2016年7月19&20日及び
           9月28&29日

 ドイツ・ホルン・アンサンブルがほとんど知られていない19世紀のホルン作品を録音しました。ホルンのための編曲もあります。
 ラニュルフ・マリー・ユスターシュ・マルキ・ドスモン(1828〜1891)の「森への挨拶」は1855年に書かれた4本のホルンのためのオリジナル作品です。5分たらずの小品です。ホルン・アンサンブルの楽しさがあります。
 カール・アウグスト・ヘンゼル(1799〜1885)のホルン四重奏曲は7つの楽章で構成されています。20分ほどの作品でホルン・アンサンブルとしても楽しさがあります。 
 オリバー・ケルスケン(1967〜)はドイツ・ホルン・アンサンブルのメンバーです。「ゼーゲベルガー・ミサ」は7本の狩猟ホルンのために書かれたものです。ナチュラルホルンと同様自然倍音で演奏しますが、この楽器はハンドストップは使いませんから音程の外れた音がふんだんに出てきます。これが狩猟ホルンの楽しさです。「キリエ」「クレド」サンクトゥス」など8つの小品が演奏されています。
 ロベルト・シュタルク(1847〜1922)の4本のホルンのためのセレナードは4つの楽章で構成されています。第1楽章「アレグロ・リゾルト」、第2楽章「ガヴォット」、第3楽章「カンツォネッタ」、第4楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」となっています。ブックレットの解説では「4本のホルンのためのソナタ」と書かれています。セレナードというよりはソナタといえそうです。全曲8分ほどの作品。
フランツ・アプト(1819〜1885)の歌曲集からの編曲は4本のホルンで演奏されます。中でも男声合唱のための作品「安息日」と「森の挨拶」はホルンで演奏すると味わい深いものです。


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