アンサンブル

アレク・フランク=ゲミル他/ヘンデル/ホルン協奏曲ヘ長調、他
CD(LINN CKD567)

エジンバラ1742
.バルサンティ/合奏協奏曲ニ長調 Op.3-3
2.   〃   /合奏協奏曲ヘ長調 Op.3-2
3.   〃   /合奏協奏曲ヘ長調 Op.3-1
4.ヘンデル/歌劇「アルチーナ」 HWV.34より
     「ヒルカニアの石造りの棲み家に」
5.  〃  /ホルン協奏曲ヘ長調 HWV.331
6.  〃  /行進曲 ヘ長調 HWV.346「トレミー行進曲」
7.バルサンティ/古いスコットランドの旋律集
8.   〃  /合奏協奏曲ニ長調 Op.3-4
9.   〃  /合奏協奏曲ニ長調 Op.3-5

 エミリー・レナード(メゾ・ソプラノ)(4)
 アレク・フランク=ゲミル(ナチュラルホルン)
            (1〜6、8&9)
 ジョセフ・ウォルターズ(ナチュラルホルン)
             (1〜6、8&9)
 ピーター・ウィーラン指揮
  アンサンブル・マルシュアス
 録音 2016年9月5〜9日
 エジンバラ/ノース・リース教区教会

 18世紀のエジンバラで演奏された作品をエジンバラで録音したアルバムです。バルサンティの合奏協奏曲集作品3の5曲が演奏されています。
 合奏協奏曲ニ長調Op3−3は4つの楽章から構成され、2つのホルン、弦楽とティンパニで演奏されています。2つのホルンのための協奏曲のようです。
 合奏協奏曲ヘ長調Op3−2も同様に2つのホルンと弦楽とティンパニで演奏されます。このヘ長調は2つのホルンのための協奏曲と言っても良い作品です。4つの楽章で構成されています。第4楽章がメヌエットになっています。バルサンティの合奏協奏曲Op3はすべてメヌエットで終わっています。
 合奏協奏曲ヘ長調Op3−1はこれも2つのホルンがティンパニを伴って活躍します。 
 ヘンデルの歌劇「アルチーナ」 HWV.34から「ヒルカニアの石造りの棲み家に」はメゾ・ソプラノで歌われています。
 ヘンデルのホルン協奏曲ヘ長調HWV.331は「水上の音楽」からとられたもので2つのホルンのためにアレンジされています。第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アラ・ホーンパイプ」とおなじみの音楽が聴かれます。2つのオーボエとファゴットが加わります。
 ヘンデルの行進曲ヘ長調 HWV.346「トレミー行進曲」は2つのオーボエ、2つのホルン、ファゴットと弦楽で演奏されています。
 バルサンティの古いスコットランドの旋律集は4つの曲が演奏されます。第1曲はバロックギターと通奏低音でヴァイオリンが歌います。第2曲から第4曲も同様です。
 バルサンティの合奏協奏曲ニ長調Op3−4は3つの楽章で構成されています。2つのホルン、弦楽とティンパニで演奏されています。第1楽章はホルンに細かいフレーズがありますのでホルン奏者にはやりがいのある楽章です。第2楽章は弦楽のみの演奏、第3楽章「メヌエット」は2つのホルンが活躍します。この作品はティルシャル兄弟が録音しています。
 バルサンティの合奏協奏曲ニ長調Op3−5は4つの楽章で構成され、これも2つのホルン、弦楽とティンパニで演奏されています。第2楽章「アダージョ」は2つのホルンが美しい主題を歌います。第3楽章「アンダンテ〜アレグロ」はホルンが休み。第4楽章「メヌエット」はティンパニで始まりびっくりします。2つのホルンとティンパニでにぎやかに演奏されます。


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