モーツァルト/室内楽作品

ディヴェルティメント第2番ニ長調/マイロン・ブルーム(1963)
CD(SONY CSCR8182)

セル/モーツァルト/作品集
1.交響曲第28番ハ長調K200
2.交響曲第33番変ロ長調K319
3.ディヴェルティメント第2番ニ長調K131

  モーリス・シャープ(フルート)
  マーク・リフシェイ(オーボエ)
  ジョージ・ゴスリー(ファゴット)
  マイロン・ブルーム(ホルン)
  マーチン・モリス(ホルン)
  ロイ・ワース(ホルン)
  エルナーニ・アンジェルッチ(ホルン)
  ジョージ・セル指揮 
   クリーヴランド管弦楽団
  録音 1963年10月1&2日(1)
      1963年10月26日(2)
      1963年4月20日(3)

 巨匠ジョージ・セルのモーツァルトです。セルの音楽を聴くと背筋がピンと伸びます。ただならぬ緊張感があります。  
 交響曲第28番ハ長調は1774年18歳の時の作品です。ハ長調の響きの良さとモーツァルトのメロディの美しさがある作品ですが、セルにかかると研ぎ澄まされた音楽になります。とにかくすごい演奏です。 
 交響曲第33番変ロ長調は1779年23歳のときの作品です。パリ演奏旅行を終えてからの作曲でした。28番から5年後の33番には風格さえ感じられます。第2楽章:アンダンテの美しさは格別です。    
 ディヴェルティメント第2番ニ長調は6つの楽章で構成されています。編成は大きくフルート、オーボエ、ファゴットと4本のホルンが使われています。第3楽章と第5楽章のメヌエットでは4本のホルンが大活躍します。中でも第5楽章は冒頭から4本のホルンが素晴らしいアンサンブルを聞かせてくれます。第6楽章は冒頭のアダージョからホルンの素晴らしい響きが流れます。アレグロにはホルン・ソロもありますので、このディヴェルティメントはホルン・ファンにはたまらない作品です。


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