J・S・バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番

チェーザレ・エスポジト&ギュンタ−・シュルント(1959)

CD1(ARCHIV UCCA-3174)
CD2(ARCHIV UCCA-3175)

バッハ/ブランデンブルク協奏曲全集
CD1
1.ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
2.      〃       第2番ヘ長調BWV1047
3.      〃       第3番ト長調BWV1048
4.フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための
         協奏曲イ短調BWV1044
CD2
5.ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
6.      〃       第5番ニ長調BWV1050
7.      〃      第6番変ロ長調BWV1051
8.オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調BWV1055a

ウォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)(1&6)
 ヘルムート・ヴィンシャーマン(オーボエ)(1&2)
 チェーザレ・エスポジト(ホルン)(1)
 ギュンタ−・シュルント(ホルン)(1)
 アドルフ・シェルバウム(トランペット)(2)
  ハンス・マルティン・リンデ(リコーダー)(2&5)
 テア・フォン・シュパール(リコーダー)(5)
 オーレル・ニコレ(フルート)(4&6)
 ルドルフ・バウムガルトナー(ヴァイオリン)(4)
 ラルフ・カークパトリック(チェンバロ)(4&6)
 ウルリヒ・コッホ(ヴィオラ)(7)
 マルティン・フィッシャー(ヴィオラ)(7)
 ハインツ・ホリガ−(オーボエ・ダモーレ)(8)
 ルドルフ・バウムガルトナー指揮
   ルツェルン音楽祭弦楽合奏団
    録音 1959年5月(1&6)
        1959年4月(3&7)
        1960年6月(2&5)
        1960年10月(4)
        1968年10月(8)
        ルツェルン 

 ルドルフ・バウムガルトナーはルツェルン音楽祭弦楽合奏団と1978年にもブランデンブルク協奏曲を録音していました。この1959〜60年の録音は最初の録音になります。
 第1番は第1楽章の冒頭から弦楽がレガートで始まります。2本のホルンと3本のオーボエが明るく響きます。第2楽章のオーボエ・ソロはヴィンシャーマンで次いでシュナイダーハンのヴァイオリンが美しいメロディが流れます。大変美しいバッハです。第3楽章は軽快なテンポでホルンが大変きれいです。ヴァイオリンも力強く演奏しています。第4楽章はメヌエットが穏やかな響きで始まります。第1トリオのオーボエ三重奏はファゴットに支えられて大変きれいな響きです。中間のポロネーズは弦楽の美しさがあります。第2トリオのホルンとオーボエの速いテンポの演奏はリピートでは力の入るものでよいアンサンブルです。
 第2番はシェルバウムのトランペットが華麗に響きます。ハンス・マルティン・リンデのリコーダーがよく聞こえます。ヴィンシャーマンのオーボエと良い響きになっています。第2楽章ではリンデのリコーダー、ヴィンシャーマンのオーボエとヴァイオリンが良い響きを出しています。第3楽章のトランペット、リコーダー、オーボエとヴァイオリンの絡みは実に素晴らしい演奏です。
 第3番はルツェルン音楽祭弦楽合奏団の整然とした演奏が素晴らしい。第2楽章のアダージョにはチェンバロの短いカデンツァがあり弦楽が重なって第3楽章に入ります。第3楽章の弦楽アンサンブル見事な演奏です。
 フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲イ短調はブランデンブルク協奏曲第5番と同じ組み合わせの協奏曲です。ニコレのフルート、バウムガルトナーのヴァイオリン、カークパトリックのチェンバロという豪華メンバーのソロです。ブランデンブルク協奏曲と似たような響きになるのはバッハならではのことでしょう。チェンバロの扱いが素晴らしいです。第3楽章の響きはブランデンブルク協奏曲とはかなりの違いです。これは名曲名演です。
 第4番では2本のリコーダーを使っています。ハンス・マルティン・リンデとシュパールのリコーダーのやわらかな音色は感動的です。ヴァイオリン・ソロも素晴らしい。第2楽章の響きもまた素晴らしいものです。第3楽章も軽やかで楽しそうです。
 第5番はニコレのフルート、シュナイダーハンのヴァイオリン、カークパトリックのチェンバロによる演奏です。冒頭の軽やかな弦楽による演奏に続くフルート、ヴァイオリン、チェンバロがさわやかです。カークパトリックのチェンバロ独奏が聴きものです。第2楽章はフルートとヴァイオリンのソロにチェンバロの響きがやわらかで素晴らしい響きです。第3楽章の跳ねるようなリズムはヴァイオリンとフルートの息の合った演奏が聴きどころです。そこにチェンバロのきらめきが加わって大変楽しい雰囲気が伝わってきます。
 第6番は2つのヴィオラ、2つのチェロと通奏低音によります。ここではガンバの代わりにチェロを使っています。第1楽章から素晴らしい響きになっています。この作品はヴィオラが主役のようになって演奏していますがチェロの響きも良いものです。第3楽章も素晴らしい演奏になっています。
 オーボエ・ダモーレ協奏曲イ長調はホリガ−のソロで演奏されています。この作品はチェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV1055としても演奏されています。オーボエ・ダモーレはコール・アングレのような豊かな響きが印象的です。3つの楽章で構成されています。


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