アンサンブル

ウィーン・ホルン・カルテット/ホルン四重奏曲集
LP(Austro Mechana 0120 382)

ホルン四重奏曲集
1.B・ウェーバー/四重奏曲第1番
2.アントン・リヒター/6つの小品
3.リムスキー・コルサコフ/ノットゥルノ
4.シャントル/狩の信号1
5.ミェフラ/アレグロ
6.ヴンデラー/高原に咲くスミレ
7.  〃   /メヌエット
8.  〃   /さすらう狩人の歌
9.  〃   /遠くの鐘の音
10.シャントル/狩の信号2

 ウィーン・ホルン・カルテット
 クレメンス・ゴットフリート(ウィンナホルン)
 ゲルハルト・グロイター(ウィンナホルン)
 ジークハルト・ウィルヘルマー(ウィンナホルン)
 マルティン・ライター(ウィンナホルン)
  録音 1970〜72年頃

 ウィーン・ホルン・カルテットによる「狩りのホルンのための音楽」です。
 ベドジフ・ウェーバーは4つのホルン六重奏曲が有名ですが、ホルン四重奏曲もあります。ホルン四重奏曲第1番は3つの楽章で構成され「行進曲」「アダージョ」「ラ・カッチャ:アレグロ・ヴィヴァーチェ」の順で演奏されています。良いアンサンブルです。
 アントン・リヒターの「6つの小品」は「アンダンテ」「アレグロ・アッサイ」「行進曲のテンポで」「アレグロ・ノン・トロッポ」「アダージョ」「アレグレット・グラチオーソ」の6つの作品で構成されています。
 リムスキー・コルサコフの「ノットゥルノ」はホルン四重奏曲の定番作品として度々演奏されています。夕暮れのひと時を感じさせます。
  ヨーゼフ・シャントルは狩りのファンファーレなど、多くの作品を残しています。「狩の信号」はソロホルンに始まり、そして四重奏になります。勢いのある演奏です。
  レオポルド・ミェフラの「4本のホルンのためのアレグロ」は2分ほどの小品です。狩りのホルンらしい響きの作品です。
 アントン・ヴンデラーの「高原に咲くスミレ」は美しい小品です。「メヌエット」は踊りたくなるような楽しい小品です。「さすらう狩人の歌」はウィンナホルンで度々演奏されています。これほど楽しくなる作品もないでしょう。聴いても演奏しても楽しくなります。「遠くの鐘の音」は夕暮れの風景を彷彿させます。穏やかで良い響きです。
 ヨーゼフ・シャントルの「狩の信号2」は狩猟の終わりの合図のようです。静かに終わります。


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