室内楽作品

木管五重奏曲第1番/ヴィラディミラ・クランスカ(1988)
CD(SUPURAPHON COCO-75213)

フランス管楽曲集
1.プーランク/ピアノと管楽器のための六重奏曲
2.ミヨー/組曲「ルネ王の暖炉」Op205
3.イベール/3つの小品
4.フランセ/木管五重奏曲第1番(1948)

  プラハ木管五重奏団 
  ヤン・ヘツル(フルート)
  イルジー・クレイチー(オーボエ)
  ヴラスティミル・マレシュ(クラリネット)
  ヴラディミラ・クランスカ(ホルン)
  ルミール・ヴァニェク(ファゴット)
  ヨーゼフ・ハーラ(ピアノ)(1)
  録音 1988年6月25、26日&
             7月3日

 プラハ木管五重奏団によるフランスの室内楽作品集です
 プーランクの「ピアノと管楽器のための六重奏曲」は1930〜32年の作品で3つの楽章で構成されています。第1楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」、第2楽章「ディヴェルティスマン」、第3楽章「フィナーレ」になっています。プラハ木管五重奏団の演奏は明るい響きで良い演奏です。クランスカのホルンが明るいです。
 ミヨーの組曲「ルネ王の暖炉」はは1939年の映画「愛の騎馬行進」から木管五重奏のためにミヨー自身が編曲したものです。7つの小品で構成されています。第1曲「行列」から温かみのある優しい響きが流れます。フルートやクランスカのホルンがきれいに響きます。第2曲「オーバード(朝の歌)」なども良い響きです。第3曲「吟遊詩人」ではオーボエとホルンの響きがきれいです。第4曲「ラ・マウザングラード」ではオーボエの哀愁的な響きが聴きどころです。第5曲「アルク河での馬上試合」や第6曲「ヴァラブルでの狩」ではホルンの響きが素晴らしい。第7曲「マドリガル・ノクチュルヌ」ではノクターンらしい響きがあります。
 イベールの「3つの小品」は1930年の作品。木管五重奏の名作で、デニス・ブレインらの演奏で知られています。プラハ木管五重奏団の演奏は緻密で明るい響きがフランス風で良い演奏です。
 フランセの木管五重奏曲第1番は1948年の作品。フランスの明るい響きを前面にだした名作です。フランセの独特の音作りがあります。第1楽章はアレグロ・アッサイの速いフレーズの連続に圧倒されます。クランスカのホルンが素晴らしい。第2楽章:プレストのスピード感豊かな演奏には驚きです。第3楽章:アンダンテは主題と変奏です。ここはじつにロマンティックといってもよいほどきれいです。第4楽章は「フランスの行進曲のテンポで」となっていて大変楽しい雰囲気です。
 なお、プラハ木管五重奏団はプーランクを1997年、フランセは1998年に再録音しています。


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