ブヤノフスキーのホルン作品

スペイン/デイヴィッド・グリフィン(2010)
CD(自主制作)

For You
1.ボザ/森にてOp40
2.ブロートン/ホルン・ソナタ
3.パスカル/ホルン・ソナタ
4.ファウスト/ホルン独奏のための「信号と応答」
5.デュカス/ヴィラネル
6.サン=サーンス/ロマンスOp36
7.ブヤノフスキー/スペイン〜ホルン・ソロの為の
    4つの即興的作品「航海よりの印象」より
8.カール・ピルス/間奏曲
     〜3つの小品より

  デイヴィッド・グリフィン(ホルン)
  パトリック・ゴードン(ピアノ)(1、2&6)
  モーリーン・ゾルテク(ピアノ)(3、5&8)
  録音 2010年1月9、11日&2月6、8日

 デイヴィッド・グリフィンはシカゴ交響楽団のホルン奏者です。「For You」は彼の子供たちのために演奏したものです。
 ボザの「森にて」ははパリ音楽院の卒業試験の課題曲として作曲されていました。鮮やかなタンギングと力強い演奏が聴かれます。
 ブルース・ブロートン(1945〜)はアメリカの映画音楽の作曲家です。このホルン・ソナタは3つの楽章で構成されています。第1楽章「広大な、そして抒情的な表現で」、第2楽章「抒情的な表現で、無限のセンスをもって」、第3楽章「激しい気力をもって」という映画音楽の作曲家らしい副題があります。このソナタは表現力の豊かさを求められます。この作品は描写音楽のようで美しいものです。世界初録音です。
 クロード・パスカル(1921〜)のホルン・ソナタは短い小品です。フランスのホルン作品らしく明るく快活な作品です。
 ランダル・ファウスト(1947〜)のホルン独奏のための「信号と応答」はファンファーレのあと後半にアメージング・グレースのフレーズが現れてきます。
アメリカの作品らしい演出です。
 デュカスの「ヴィラネル」もパリ音楽院の卒業試験の課題曲として作曲された名曲です。なおグリフィンは前半の自然倍音だけの演奏はしておりませんが、きれいな音色のホルンで、なめらかな演奏です。
 サン=サーンスの「ロマンスOp36」はサン=サーンスのホルン作品の中でも演奏回数の多い作品です。オーケストラ伴奏もあるのですがピアノ版も多くの録音があります。グリフィンのホルンは穏やかで美しい演奏です。
 ブヤノフスキーの「スペイン」はホルン・ソロの為の4つの即興的作品「航海よりの印象」の第3曲です。スペインの印象を音楽にしたもので、フラメンコ風のフレーズも聴かれます。力強いホルンが響きます。
 カール・ピルスの「間奏曲」は「ソナタ形式による3つの小品」の第2曲です。美しさと楽しさを感じさせます。小品とはいえ7分40秒を要する作品です。


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