ブヤノフスキーのホルン作品

独奏ホルンのためのソナタ 第1番/フランシス・オーヴァル(2000年代)
CD(AZUR CLASSICAL AZC-161)

ホルン・アンサンブルの為の音楽
1.ブリテン/プロローグ(テノール、ホルンと
          弦楽の為のセレナード より)
2.バッハ/前奏曲とフーガ イ短調BWV895
3.  〃 /アリア BWV 1068-2
4.メンデルスゾーン/タランテラ Op.102-3
            (無言歌集 より)
5.シューベルト/メヌエット Op.142 -2
            (即興曲集 より)
6.モーツァルト/アヴェ・ヴェルム・コルプス 
                ニ長調 K.618
7.チャイコフスキー/ピツィカート・オスティナート 
8.レフ・コーガン/カディッシュ
9.ニコラス・ジョン・ペリーニ/
         フェスティヴァル・ファンファーレ
10.ワーグナー/トリスタン幻想曲
11.アーネ・オールドバーグ/ホルンの響き
12.ブヤノフスキー/独奏ホルンのための
               ソナタ 第1番
13.ドン・ハダッド/アラ・ジャズ
14.ロウェル・E・ショー/フリッパリー 第2番
15.ジェイムズ・パーカー/ハバネラ と 
        ソフト・シュー・シャッフル
16.ロウェル・E・ショー/トリッパリー 第3番
17.ギャレット・リスト/ポントワーズ通り
18.アルバート・ミッキー・インガルス/エクササイズ
19.ロウェル・E・ショー/トリッパリー 第4番 
                トリッパリー 第2番
20.ジェイ・チャタウェイ/ロック・エンカウンター
21.メシアン/恒星の呼び声
         〜「峡谷から星たちへ」より

 フランシス・オーヴァル・ホルン・アンサンブル
フランシス・オーヴァル(ホルン)
        (1、8、12、15、17&21)
マルク・ブシャール(ホルン)
フィリップ・セルフォンテン(ホルン)
ポール・メルテンス(ホルン)
ニコ・デ・マルキ(ホルン)
エドゥアルド・デスカー(ホルン)
カルロ・ペティンガー(ホルン)
ルビー・ミラー(ホルン)
ポール・ショラー(ホルン) 
録音:2000年代?
 リサイタル・スタジオ、ティアンジュ(ベルギー)

 ベルギーの名ホルン奏者フランシス・オーヴァルを中心としたホルン・アンサンブルの録音です。無伴奏ホルン作品もあります。
 ブリテンの「テノール、ホルンと弦楽の為のセレナード」のプロローグは無伴奏ホルンで演奏されます。それもナチュラルホルンで演奏されることも多いのですが、オーヴァルはバルブ付きで演奏しているようです。きれいな演奏です。
 バッハの「前奏曲とフーガ イ短調」はクラヴィア曲が原曲で、ロウェル・ショウがホルン・アンサンブルのために編曲しました。素晴らしいアンサンブルです。
 バッハのアリア BWV 1068-2は「G線上のアリア」です。この名曲を4本のホルンのためにジュレス・オーヴァルが編曲しています。この名曲をやわらかな響きのホルンで演奏すると素晴らしい響きになります。
 メンデルスゾーンの「タランテラ」はピアノのための無言歌集の中の1曲です。6本のホルンで演奏されます。まさにホルンのためのスケルツォ・タランテラといった雰囲気です。見事な演奏です。
 シューベルトの「メヌエット Op.142 -2は「4つの即興曲D935」の第2曲で、これをホルン・アンサンブルに編曲して演奏しています。
 モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプスニ長調 K.618」は短い讃美歌ですが、これをロベルト・ヤンセンスが6本のホルンのために編曲したものです。荘重な響きのホルンになっています。
 チャイコフスキーの「ピツィカート・オスティナート」は交響曲第4番の第3楽章のピツィカートの部分をロウェル・E・ショウが4本のホルンのために編曲したものです。このピツィカートの部分をホルンで演奏するとは凄いです。演奏も素晴らしいです。
 レフ・コーガン(1927-2007)の「カディッシュ」は1979年に無伴奏ホルンのために書かれました。「聖なるもの」という意味の「カディッシュ」は聖歌のように美しい作品です。
 ニコラス・ジョン・ペリーニ(1932-2019)の「フェスティヴァル・ファンファーレ」は6本のホルンで演奏されています。豪快で元気が出そうなファンファーレです。
 ワーグナーの「トリスタン幻想曲」はヘルマン・ユーリッセンが6本のホルンのために編曲したものです。ワーグナーの世界が広がります。
 アーネ・オールドバーグ(1874-1962)の「ホルンの響き」はホルン・アンサンブルのための小品です。
 ヴィタリー・ブヤノフスキー(1928-1993)の独奏ホルンのためのソナタ 第1番はヘルマン・バウマンに献呈された作品です。4つの楽章で構成された雄大な音楽のようです。バウマンらしい音域の広いホルンの響きを堪能できます。オーヴァルの演奏はさすがに素晴らしいものです。
 ドン・ハダッド(1935-)の「アラ・ジャズ」は4本のホルンで演奏されています。ジャズ風の小品です。
 ロウェル・ショー(1930-)の「フリッパリー 第2番」はフリッパリーズの第2番で4本のホルンで演奏されます。アメリカらしい主題が楽しいホルン・アンサンブルです。
 ジェイムズ・パーカー(1992-)の「ハバネラ」と「ソフト・シュー・シャッフル」は2本のホルンで演奏されています。オーヴァルとニコ・デ・マルキの演奏で、優しさと美しさあふれる2つの小品です。
 ロウェル・ショーの「トリッパリー 第3番」は3本のホルンによるフリッパリー・スタイルの作品トリッパリーズ全4曲の中の第3番です。楽しい作品です。
 ギャレット・リスト(1943-)の「ポントワーズ通り」は独奏ホルンのために書かれた作品です。素晴らしい作品です。
 アルバート・ミッキー・インガルスの「エクササイズ」はホルン・アンサンブルのための作品です。
 ロウェル・ショーの「トリッパリー 第4番」と「 トリッパリー 第2番」はは3本のホルンによるフリッパリー・スタイルの作品トリッパリーズ全4曲の中の第4番と第2番です。これも楽しい作品です。
 ジェイ・チャタウェイ(1946-)の「ロック・エンカウンター」は1974年の作品で、6本のホルンで演奏されます。迫力のある作品です。
 最後のメシアンの「恒星の呼び声」は大作「峡谷から星たちへ」の中の第6楽章でこの曲だけは独奏ホルンで演奏されます。星の音楽ということで壮大な音楽になっています。オーヴァルの名演奏には聞きほれてしまいます。
 このアルバムは、独奏ホルンのための作品、デュオ、トリオ、ホルン・アンサンブルと多彩なプログラムで素晴らしいです。発売は2014年ですが、録音は2000年代になってからと思われます。


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