デニス・ブレイン
ベートーヴェン、ダンディ、R・シュトラウス/管楽作品集 |
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CD(WARNER CLASSICS 0190295019921)11枚組
CD11
1.ベートーヴェン/「11のメートリンク舞曲集」WoO.17
〜第2, 1, 3, 10, 11番
2.ダンディ/歌と踊り Op.50(初出音源)
3.R.シュトラウス/13管楽器のための
組曲Op.4(初CD化)
4.アーネル/10の管楽器とコントラバスの
ためのセレナーデOp.57(初CD化)
5.N・フォーバー・ケイ/管楽四重奏の
ための小品(初CD化)
デニス・ブレイン(ホルン)(1〜5)
ギャレス・モリス(フルート)(2)
シドニー・サトクリフ(オーボエ)(2)
バーナード・ウォルトン(クラリネット)(2)
ジェルヴェーズ・ド・ペイエ(クラリネット)(2)
リチャード・アデニー(フルート)(5)
スティーヴン・ウォーターズ(クラリネット)(5)
セシル・ジェームズ(ファゴット)(5)
カール・ハース指揮
ロンドン・バロック・アンサンブル
録音 1957年5月17日(1&4)ステレオ
1953年11月27日(2)モノラル
1957年5月18日(3&5)ステレオ
デニス・ブレイン生誕100年記念アルバムです。
ベートーヴェンの「11のメートリンク舞曲集」はウィーン舞曲とも言われています。7つの楽器による七重奏曲です。その中から第2番:メヌエット、第1番:ワルツ、、第3番:ワルツ、第10番:ワルツと第11番:ワルツの5曲が演奏されています。第1曲:ワルツではホルンの響きがよく聞こえます。
ダンディの「歌と踊り」は初出音源です。第1曲「シャンソン(歌)」、第2曲「ダンス(踊り)」でフルート、オーボエ、2本のクラリネット、ファゴットとホルンで演奏されているようです。第1曲ではブレインのホルンがよく聞こえます。第2曲は速いテンポの「踊り」で始まります。後半は穏やかな踊りになって、ホルンの歌も聞こえます。
リヒャルト・シュトラウスの「13管楽器のための組曲」は初CD化です。4つの楽章で構成されています。ステレオ録音ですから響きがきれいです。第2楽章のロマンツェではブレインの美しいホルンが響きます。第3楽章のガヴォットはにぎやかな響きになります。後半にはブレインのホルンが良く響きます。第4楽章の序奏とフーガではブレインのホルン・ソロが聴かれます。素晴らしい演奏です。
リチャード・アーネルの「10の管楽器とコントラバスのためのセレナーデ」も初CD化です。4つの楽章で構成されています。第1楽章ではブレインのホルンがここでも活躍します。第2楽章のスケルツォでもにぎやかな木管と共にホルンが響きます。第3楽章はラルゲットのカンツォーネです。フルートを始め木管の響きが際立っています。そこに明るいホルンが響きます。第4楽章のバレエ(アレグロ)では速いテンポでの演奏、2本のホルンがよい響きを出しています。
ノーマン・フォーバー・ケイの「管楽四重奏のための小品」も初CD化。3つの楽章で構成されています。第1楽章ではホルンのソロが響きます。4つの楽器がそれぞれ、存在感のある演奏です。第2楽章のレントはフルートが主題をきれいに歌います。ホルンもハイトーンの素晴らしい歌を演奏しています。第3楽章のフゲッタは4つの楽器が対等に掛け合いながら良い響きを出しています。素晴らしい演奏です。 |
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