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モーツァルト／ロンドＫ３７１
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ＣＤ（fontec ＦＯＣＤ９８６３）
モーツァルト／ホルン協奏曲全集
１．ホルン協奏曲第１番ニ長調Ｋ４１２＆K514
（ジェスマイヤー編）
２．ホルン協奏曲第４番変ホ長調Ｋ４９５
３．ホルン協奏曲第２番変ホ長調Ｋ４１７
４．ホルン協奏曲第３番変ホ長調Ｋ４４７
５．協奏風ロンド変ホ長調Ｋ３７１（レヴィン編）
濱地 宗（ホルン）
鈴木 秀美指揮
群馬交響楽団
録音 ２０２１年７月３０日
高崎芸術劇場ライヴ
群馬交響楽団首席ホルン奏者の濱地宗（はまじかなめ）によるモーツァルトのホルン協奏曲全集です。ロンドも録音しています。
ホルン協奏曲第１番は従来のジェスマイアー版曲による演奏です。第１楽章のモーツァルトの響きは群馬交響楽団の素晴らしいアンサンブルがきれいに奏でます。濱地 宗のホルンは大変きれいなホルンでレガートの巧みなモーツァルトになっています。後半のホルン・ソロは滑らかで素晴らしい演奏です。
第２楽章は聴きなれたジェスマイアー版による演奏です。大変きれいな演奏です。
ホルン協奏曲第４番は厚い響きの序奏がきれいです。ホルンのソロは安定した美しい響きでハイトーンまで見事な演奏です。カデンツァはオリジナルの長いものです。ハイトーンまで使う大変素晴らしい演奏です。第２楽章のロマンスはオーケストラの美しい演奏とホルンの美しい響きがマッチした見事なものです。第３楽章のロンドは滑らかで軽快な演奏が素晴らしいです。コーダ前に短いカデンツァが入ります。見事な演奏です。
ホルン協奏曲第２番は明るく美しいホルンの響きが大変きれいです。第１楽章では時折即興が入っています。これが素晴らしい演奏です。第２楽章のスラーもレガートも大変きれいな演奏です。第３楽章のロンドはやや遅めのテンポで丁寧な演奏をしています。短いカデンツァも入ります。後半も即興を入れながらきれいなホルンです。
ホルン協奏曲第３番も滑らかで美しいホルンできれいな演奏です。展開部のきれいな演奏も見事です。カデンツァはオリジナルで長いものです。これは素晴らしい演奏です。第２楽章：ロマンスは優しさあふれるホルンが響きます。ここでも即興が入ります。第３楽章はきれいな響きのホルンで軽快な演奏です。見事な演奏でした。
協奏風ロンド変ホ長調Ｋ３７１はレヴィンの復元版で、提示部が入ります。丁寧な美しい演奏です。カデンツァは短いですが素晴らしい演奏です。
濱地 宗のモーツァルトは日本が誇る名演といってよいでしょう。鈴木秀美の指揮と共に絶賛したいと思います。 |
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