J・S・バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番

ウーヴェ・ホリーヴィルケン(1992)
CD(DECCA 480 4951)2枚組

バッハ/ブランデンブルク協奏曲全集
CD1
1.ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
2.      〃       第3番ト長調BWV1048
3.      〃     第6番変ロ長調BWV1051
4.3つのヴァイオリンのための協奏曲
                 ニ長調BWV1064
CD2
5.ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
6.      〃      第4番ト長調BWV1049
7.      〃      第5番ニ長調BWV1050
8.フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための
              協奏曲イ短調BWV1044

 トルステン・ローゼンブッシュ(ヴァイオリン)
                 (1、3〜8)
 ウーヴェ・ホリーヴィルケン(ホルン)(1)
 クラウス・ゲルベス(オーボエ)(1)
 カール=ハインツ・シュレーター(チェロ)
                (1〜3、5〜7)
 クラウス・キルバッハ(チェンバロ)(1〜4)
 マンフレート・ペルニュッツ(コントラバス)
                    (1、2、5〜7)
 ヨハンナ・ペータース(ヴィオラ)(3)
 ジークフリート・パンク(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(3)
 レナータ・パンク(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(3)
 スザンヌ・ローゼンブッシュ(ヴァイオリン)(4)
 ウルリーケ・エシェンブルク(ヴァイオリン)(4)
 ホーカン・ハーデンベルガー(トランペット)(5)
 モーリス・ブルグ(オーボエ)(5)
 エッカルト・ハウプト(リコーダー)(5&6)
 グートルーン・ヤーン(リコーダー)(6)
 イレーナ・グラフェナウアー(フルート)(7&8)
 サイモン・プレストン(チェンバロ)(5〜8)
 ペーター・シュライアー指揮
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管弦楽団
 録音 1992年4月(1〜4)
     1992年9月(5〜8)

 テノール歌手でもあるペーター・シュライアーがカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管弦楽団を指揮したブランデンブルク協奏曲全集と2つの協奏曲です。

 ブランデンブルク協奏曲第1番は弦楽の良い響き、ホリーヴィルケンのホルンがきれいです。ゲルベスのオーボエも良い響きです。第2楽章もゲルベスらの美しいオーボエが、ローゼンブッシュのヴァイオリンと共にきれいに響きます。第3楽章は2本のホルンが明るく快適なテンポで響きます。ヴァイオリンとオーボエのソロもきれいです。第4楽章のメヌエットは良いテンポです。第1トリオのオーボエとファゴットの美しい響きは見事な演奏です。ポロネーズは速めのテンポで弦楽のさわやかな響きがきれいです。第2トリオのホルンとオーボエは速めのテンポで大変きれいな演奏です。このメヌエットは大変素晴らしい演奏です。

 ブランデンブルク協奏曲第3番は弦楽合奏で演奏します。第1楽章は快適なテンポで素晴らしいアンサンブルです。第2楽章のアダージョはヴァイオリン・ソナタ第6番の一部が演奏される短いものです。第3楽章は弦楽の厚みのある響きが素晴らしい演奏です。

ブランデンブルク協奏曲第6番はヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、コントラバスとチェンバロで演奏しています。中低音楽器の美しい響きがあります。シュライヤーが引き出すバッハの音楽は見事です。第1楽章から勢いのある演奏です。第2楽章はガンバが抜けますが中低音の弦楽器の美しい響きがあります。第3楽章も大変素晴らしいアンサンブルです。これは素晴らしい演奏です。

 3つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調はトルステン・ローゼンブッシュ、スザンヌ・ローゼンブッシュとウルリーケ・エシェンブルクの3人のヴァイオリンによる演奏です。なお、この作品は3台のチェンバロのための協奏曲としても演奏されます。ヴァイオリンの響きは大変きれいです。3つの楽章共に素晴らしい響きの演奏です。

ブランデンブルク協奏曲第2番のトランペットはホーカン・ハーデンベルガーがピッコロ・トランペットを演奏しています。美しい音色のトランペットです。これは素晴らしい演奏です。モーリス・ブルグのオーボエやハウプトのリコーダーもきれいに響きます。第2楽章はオーボエ、リコーダー、ヴァイオリンが通奏低音と共に大変きれいな演奏です。第3楽章のトランペットはきれいで完璧な演奏です。リコーダーやオーボエもきれいな演奏です。

 ブランデンブルク協奏曲第4番のリコーダーはエッカルト・ハウプトとグートルーン・ヤーンによる演奏です。これこそリコーダーの和音と言える素晴らしい響きです。ローゼンブッシュのヴァイオリンと共に良い響きです。第2楽章のアンダンテは冒頭の弦楽がよい響きです。リコーダーとヴァイオリンも良い響きを出しています。第3楽章の冒頭はフーガですが、この演奏は素晴らしいものになっています。ヴァイオリンも見事な演奏です。

 ブランデンブルク協奏曲第5番はグラフェナウアーのフルート、ローゼンブッシュのヴァイオリン、プレストンのチェンバロによる演奏です。冒頭の軽やかな弦楽による演奏に続くフルート、ヴァイオリン、チェンバロがきれいな響きです。後半のサイモン・プレストンのチェンバロ独奏が聴きものです。第5番はここが好きです。第2楽章のフルート、ヴァイオリン、チェンバロと通奏低音がよい響きです。第3楽章も勢いのある素晴らしい演奏です。これは楽しそうに演奏しているようです。

 フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲イ短調もグラフェナウアーのフルート、ローゼンブッシュのヴァイオリン、プレストンのチェンバロによる演奏です。3つの楽章共に素晴らしい演奏を聴かせてくれます。グラフェナウアーのフルートはきれいな響きの演奏です。第3楽章にはチェンバロのみのソロもあります。


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