J・S・バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番

ラルフ・ゲッツ&クリスティアン・クレッチュマー(1991)
CD(FIREBIRD KICC-37/8)2枚組

バッハ/ブランデンブルク協奏曲全集
CD1
1.ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
2.       〃      第3番ト長調BWV1048
3.       〃      第4番ト長調BWV1049
4.       〃      第5番ニ長調BWV1050
CD2
5.ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
6.       〃     第6番変ロ長調BWV1051
7.管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066
8.   〃   第2番ヘ長調BWV1067

 クリスティアン・フンケ(指揮&ヴァイオリン) 
 ウーヴェ・クラインゾルゲ(オーボエ)(1、5&7)
 ハンス・ルートヴィヒ・メルヒェン(オーボエ)(1&7)
 ゲルハルト・フレーデ(オーボエ)(1)
 ラルフ・ゲッツ(ホルン)(1&5)
 クリスティアン・クレッチュマー(ホルン)(1)
 ハンス・シュラーク(ファゴット)(1)
ウォルフガング・レーブナー(フルート)(3、4、5&8)
 ウルリヒ・オター(フルート)(3)
 ギュンター・シュテファン(チェロ)(2、5&6)
 ミハエル・シェーンハイト(チェンバロ)(1〜6)
 ベルント・ジェックリン(ヴィオラ)(6)
 クラウス・シュヴェンケ(ヴィオラ)(6)
 ジークフリート・フンガー(チェロ)(6)
 エアハルト・ホッペ(チェロ)(6)
 ラインハルト・ロイシャー(コントラバス)(6)
 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団
 録音 1991年2月4〜12日
   ライプツィヒ・パウル・ゲルハルト教会

 クリスティアン・フンケの指揮とヴァイオリン、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団によるブランデンブルク協奏曲全集と2つの組曲です。 
 ブランデンブルク協奏曲第1番では2本のホルンと3本のオーボエの華やかな響きが明るい雰囲気を出しています。クリスティアン・フンケのヴァイオリンもきれいに響きます。ラルフ・ゲッツらのホルンがきれいに響きます。第2楽章はクラインゾルゲらのオーボエの美しい響きとヴァイオリンの響きがきれいです。第3楽章は2本のホルンがきれいに響きます。ラルフ・ゲッツとクリスティアン・クレッチュマーのホルンが素晴らしい響きです。フンケのヴァイオリンのソロもきれいです。第4楽章のメヌエットは程よいテンポです。第1トリオのオーボエとファゴットは美しい響きで大変素晴らしい演奏です。ポロネーズは、程よいテンポで弦楽に厚みのあるきれいな演奏です。第2トリオのホルンとオーボエは程よいテンポで大変良い響きの見事な演奏です。ホルンの明るい響が素晴らしいです。このメヌエットはきれいな演奏です。

 ブランデンブルク協奏曲第3番は弦楽合奏とチェンバロだけの演奏していますので厚みのある響きが素晴らしい。第2楽章のアダージョはチェンバロのカデンツァのあとに弦楽が入って終わります。第3楽章のアレグロは弦楽の緻密な演奏が素晴らしいです。

 ブランデンブルク協奏曲第4番はリコーダーではなくフルートによる演奏です。ウォルフガング・レーブナーとウルリヒ・オターの演奏です。フルートでも素晴らしい響きです。フンケのヴァイオリンと共に良い響きです。第2楽章のアンダンテは冒頭の弦楽がよい響きです。フルートとヴァイオリンも良い響きを出しています。第3楽章の冒頭はフーガですが、この演奏は素晴らしいものになっています。ヴァイオリンも見事な演奏です。

 ブランデンブルク協奏曲第5番はレーブナーのフルート、フンケのヴァイオリン、シェーンハイトのチェンバロによる演奏です。冒頭の軽やかな弦楽による演奏に続くフルート、ヴァイオリン、チェンバロがきれいな響きです。後半のシェーンハイトのチェンバロ独奏が素晴らしいです。第5番はここが聴きどころです。第2楽章のフルート、ヴァイオリン、チェンバロのトリオ・ソナタがよい響きです。第3楽章も勢いのある素晴らしい演奏です。フルート、ヴァイオリンとチェンバロが素晴らしい演奏です。

 ブランデンブルク協奏曲第2番ではトランペットのパートをディスカントホルンで演奏しています。オクターブ低いホルンとオーボエ、フルートがよく合います。ラルフ・ゲッツのホルンがきれいに響きます。第2楽章はヴァイオリン・ソロとオーボエ、フルートのトリオがチェロの通奏低音と共にきれいに響きます。第3楽章はホルンの高音を使いますが、トランペットとは異なる美しさがあります。ホルンの超絶技巧が聞かれます。オーボエとフルートもきれいです。これは素晴らしい演奏です。

 ブランデンブルク協奏曲第6番はヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、コントラバスとチェンバロだけによるいわば中低音楽器だけによる編成ですが、この演奏ではガンバは使わないようです。第1楽章はヴィオラとチェロによる演奏でシンコペーションの主題が交錯しますが緻密で素晴らしい演奏になっています。ガンバのパートを弾くチェロがよく響きます。第2楽章もヴィオラとチェロが優雅に演奏します。第3楽章はフーガのように追いかけてゆく主題が繰り返されています。程よいテンポでこれも素晴らしい演奏です。

 管弦楽組曲第1番ハ長調は序曲と6つの舞曲による組曲です。大きな序曲と短い舞曲が演奏されます。管楽器は2本のオーボエとファゴットが使われています。第2曲「クーラント」、第3曲「ガヴォット」、第4曲「フォルラーヌ」、第5曲「メヌエット」、第6曲「ブーレ」、第7曲「パスピエ」となっていて、「ガヴォット」では2本のオーボエのソロ、「パスピエ」ではオーボエのソロがあります。

 管弦楽組曲第2番はフルート、弦楽と通奏低音のための作品で、バッハの代表的な作品のひとつです。序曲からレーブナーによるフルートのソロが入って華やかな響きです。ポロネースの楽しい響き、バディネリの素晴らしい演奏などこの曲は名演です。


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