その他のホルン作品2

ヴィルムス/協奏交響曲ヘ長調/フェデリコ・クエバス・ルイス(2022)

CD(ACCENT ACC24391)

ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス/作品集
1.協奏交響曲ハ長調〜フルート、クラリネット、
 ファゴット、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための
2.クラリネット協奏曲変ロ長調Op40
3.協奏交響曲ヘ長調〜フルート、オーボエ、
   ファゴット、ホルンと管弦楽のための

 ソフィア・アレッツ(フルート)(1&3)
 エルンスト・シュラーダー(クラリネット)(1&2)
 ファイト・ショルツ(ファゴット)(1&3)
 モニカ・ワイズマン(ヴァイオリン)(1)
 アマリリス・ドゥエニャス・カスタン(チェロ)(1)
 マルクス・ドイター(オーボエ)(3)
 フェデリコ・クエバス・ルイス(ナチュラルホルン)(3)
 アンドレアス・シュペリング指揮
  アルモニー・ウニベルセル
  録音 2022年10月3〜6日
      ケルン

 ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847)はドイツのケルンに生まれ、19歳でオランダのアムステルダムに移住した作曲家です。ベートーヴェンやモーツァルトと同時代です。アルモニー・ウニベルセルはオリジナル楽器のオーケストラです。
 フルート、クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏交響曲ハ長調は3つの楽章で構成されています。第1楽章「アレグロ」はベートーヴェンの作品のような重厚な響きに始まります。長い前奏に次いでヴァイオリンのソロが入り、チェロが続きます。そしてファゴットとクラリネット、フルートが続きます。ファゴットのソロがきれいに響くとチェロ、フルートがきれいに響きます。木管と弦楽器がソロを演奏する交響曲のようです。終結の前に各楽器がソロのカデンツァを少しずつ演奏します。第2楽章「ロマンツェ、アンダンテ・コン・モト」は木管に始まります。やがてヴァイオリンとチェロが加わります。大変ロマンティックな主題が歌われます。チェロのソロも素晴らしいです。第3楽章「ポロネーズ」は快適なテンポで始まります。木管が歌い始めてやがてヴァイオリンとチェロが入ります。オーケストラの厚い響きも素晴らしいです。これは名曲です。もっと多くの録音があって欲しいです。
 クラリネット協奏曲変ロ長調は3つの楽章で構成されています。第1楽章「アダージョ〜アレグロ」は前奏がモーツァルトを聴いているような美しい響きです。長い前奏があってクラリネットのソロが始まります。クラリネットの華麗な響きとテクニックの素晴らしいことは見事な演奏です。オーケストラもよい響きです。クラリネットは低音から高音まで使う見事な演奏です。第2楽章「アダージョ」は序奏のすぐあとにクラリネットのソロが始まります。美しいアダージョです。ホルンの美しい響きもあります。第3楽章「ポロネーズ、アレグレット」は快適なテンポでクラリネットのソロが始まります。オーケストラにはティンパニも入ってよい響きです。きれいなポロネーズです。エルンスト・シュラーダーのクラリネットは素晴らしい演奏です。

 フルート、オーボエ、ファゴット、ホルンと管弦楽のための協奏交響曲ヘ長調は2つの楽章で構成されています。第1楽章「アレグロ〜アンダンテ〜アレグロ」は美しい響きの前奏があって、やがてホルンとファゴットが入ります。そして盛り上がってから、フルート、オーボエが入ってきます。4つの管楽器が作る響きの美しいことは素晴らしいです。中でもフェデリコ・クエバス・ルイスのナチュラルホルンの美しい響きは印象的です。ストップ音がきれいです。フルート、オーボエの響きも美しいです。モーツァルトの作品を思いださせる美しい作品です。カデンツァは管楽四重奏の美しい響きです。素晴らしい演奏です。第2楽章「アレグレット・コン・ヴァリアチオーニ」はオーボエに始まります。やがてフルート、ホルンとファゴットが入ります。ファゴットの美しい響きもまたいいものです。オーボエのソロは長いです。そしてホルンのソロも入ります。ヴァリエーションはソロになっています。フルートのソロもよい響きです。後半のホルンのソロもきれいです。終結部分には4つの管楽器が素晴らしい響きが聴かれます。最後はティンパニが入って豪華に終わります。素晴らしい演奏です。


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