アンサンブル
プーランク/ピアノと管楽器のための六重奏曲/リチャード・トッド(1993) |
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CD(RCA Red Seal BVCC-38489)
プレヴィン/室内楽作品集
1.プーランク/ピアノと管楽器のための六重奏曲
2.ミヨー/組曲「世界の創造」(室内楽版)
3.サン=サーンス/七重奏曲変ホ長調Op.65
アンドレ・プレヴィン(ピアノ)(1〜3)
デイヴィッド・シフリン(クラリネット)(1)
デニス・ゴッドバーン(ファゴット)(1)
エリザベス・マン(フルート)(1)
リチャード・トッド(ホルン)(1)
スティーヴ・テイラー(オーボエ)(1)
トーマス・スティーヴンス(トランペット)(3)
アニ・カヴァフィアン(ヴァイオリン)(2&3)
ジュリー・ローゼンフェルド(ヴァイオリン)(2&3)
トビー・ホフマン(ヴィオラ)(2&3)
カーター・ブレイ(チェロ)(2&3)
ジャック・クロヴィッチ(コントラバス)(3)
録音 1993年4月7&8日(1)
1993年5月25&26日(2&3)
ニューヨーク、マンハッタン・センター・スタジオ
アンドレ・プレヴィンのピアノと仲間たちによるフランスの室内楽作品です。
プーランクの「ピアノと管楽器のための六重奏曲」は1930〜32年の作品。3つの楽章で構成されています。第1楽章冒頭から踊るようなリズムと絶妙なアンサンブルが聴かれます。ホルンもきれいな響きです。中間部にはファゴットやホルンのソロもあります。プレヴィンのピアノも良い響きです。第2楽章はオーボエのソロに始まり、ホルンの美しいソロもあります。途中からテンポアップで見事な演奏です。ホルンやフルート、オーボエがきれいに響きます。第3楽章は軽快な主題がホルンで演奏されピアノと木管の美しい響きはプーランク独特のものです。ホルンは見事な演奏です。後半は穏やかなテンポになって、ファゴットやオーボエ、ホルンがきれいな響きで、演奏は素晴らしいものです。
ミヨーの組曲「世界の創造」はピアノと弦楽四重奏による演奏です。5つの曲で構成されています。きれいな演奏です。第2曲はチェロで始まるのが魅力的です。第3曲はピアノがきれいな響きです。弦楽四重奏も良い響きです。第4曲は活気のある見事な演奏です。第5曲は弦楽の美しい響き、ピアノも良い響きです。素晴らしい演奏です。
サン=サーンスの「七重奏曲変ホ長調」はピアノと弦楽五重奏にトランペットが加わった珍しい編成の作品です。第1楽章はトランペットが協奏曲のように重要な主題を吹きますので小編成のトランペット協奏曲のようでもあります。ピアノと弦楽も良い響きです。第2楽章ではトランペットが主題の提示のあとに弦楽とユニゾーンで吹くところはきれいな響きです。ここでもトランペットとピアノは華麗な響きです。第3楽章にはピアノと共に弦楽の主題も聴かれます。チェロがきれいです。やがてトランペットも入ります。第4楽章冒頭はピアノと弦楽の響きが大変きれいです。やがて明るい響きのトランペットも入ります。
これは絶賛したい素晴らしい演奏です。 |
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