J・S・バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番

アダム・フリードリヒ&イシュトヴァン・ボルツァ(1987)
CD(HUNGAROTON 60CO-1791〜92)2枚組

バッハ/ブランデンブルク協奏曲全集
CD1
1.ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
2.      〃       第2番ヘ長調BWV1047
3.      〃       第3番ト長調BWV1048
CD2
4.ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
5.      〃       第5番ニ長調BWV1050
6.      〃      第6番変ロ長調BWV1051

 アダム・フリードリヒ(ホルン)(1)
 イシュトヴァン・ボルツァ(ホルン)(1)
 ヤーノシュ・ローラ(ヴァイオリン)(1、2、4&5)
      〃   (ヴィオラ)(6)
 ペーテル・ポングラーツ(オーボエ)(1)
 ガボル・デネシュ(オーボエ)(1&2)
 ヨゼフ・ゴムバイ(オーボエ)(1)
  ラスロ・ハラ(ファゴット)(1)
  エドワード・タール(トランペット)(2)
 ラスロ・ツィドラ(リコーダー)(2)
 ベーラ・ドラホシュ(フルート)(4)
 ガブリエラ・ヘグイェシ(フルート)(4)
 エリカ・セベク(フルート)(5)
 ジュジャ・ペルティシュ(チェンバロ)(3、5&6)
 エルネ・クレポク(ヴィオラ)(6)
 マリア・ブランク(チェロ)(6)
 パル・ケレマン(チェロ)(6)
 アンナ・シャーンドル(チェロ)(6)
 ベラ・ラズソニ(コントラバス)(6)
 ヤーノシュ・ローラ指揮
  フランツ・リスト室内管弦楽団
 録音 1987年10月
  バルトーク・コンサートホール

 フランツ・リスト室内管弦楽団のブランデンブルク協奏曲の録音です。ヤーノシュ・ローラはヴァイオリンを演奏しながら指揮をしています。
 ブランデンブルク協奏曲第1番は弦楽の良い響き、アダム・フリードリヒとイシュトヴァン・ボルツァのホルンが大変きれいです。ポングラーツら3本のオーボエも良い響きです。第2楽章もポングラーツの美しいオーボエが、ヤーノシュ・ローラのヴァイオリンと共にきれいに響きます。第3楽章は2本のホルンが明るく響きます。フリードリヒらのホルンのうまさも抜群です。ヴァイオリンのソロもきれいです。第4楽章のメヌエットは良いテンポです。第1トリオのオーボエとファゴットの美しい響きは素晴らしい演奏です。ポロネーズは弦のさわやかな響きできれいな演奏です。第2トリオのホルンとオーボエは程よいテンポで大変きれいな演奏です。このメヌエットは大変素晴らしい演奏です。

 ブランデンブルク協奏曲第2番のトランペットはエドワード・タールがピッコロ・トランペットを演奏しています。美しい音色のトランペットです。これは素晴らしい演奏です。デネシュのオーボエやツィドラのリコーダーもきれいに響きます。第2楽章はオーボエ、リコーダーそしてヤーノシュ・ローラのヴァイオリンが通奏低音と共に大変きれいな演奏です。第3楽章のトランペットはきれいで完璧な演奏です。リコーダーやオーボエもきれいな響きです。これは素晴らしい演奏です。

 ブランデンブルク協奏曲第3番は弦楽合奏の美しい響きがあります。第1楽章はフランツ・リスト室内管弦楽団の素晴らしいアンサンブルです。第2楽章のアダージョはチェンバロの長いカデンツァがあります。ペルティシュのチェンバロは素晴らしいです。最後に弦楽の和音が入ります。第3楽章は弦楽の華麗な響きが素晴らしい演奏です。

 ブランデンブルク協奏曲第4番はリコーダーではなくフルートです。ベーラ・ドラホシュとガブリエラ・ヘグイェシのフルートによる演奏です。素晴らしい響きです。ヤーノシュ・ローラのヴァイオリンと共に良い響きです。第2楽章のアンダンテはフルートの響きと弦楽の厚い響きが素晴らしいです。第3楽章冒頭の弦楽の響きがきれいです。2本のフルートとヴァイオリンもよい響きです。見事な演奏です。

 ブランデンブルク協奏曲第5番はエリカ・セベクのフルート、ヤーノシュ・ローラのヴァイオリン、ペルティシュのチェンバロによる演奏です。冒頭の軽やかな弦楽による演奏に続くフルート、ヴァイオリン、チェンバロがきれいに響きます。後半のペルティシュのチェンバロ独奏が聴きものです。第5番はここが聴きどころのひとつです。第2楽章のフルート、ヴァイオリンとチェンバロによるトリオ・ソナタ風の演奏が素晴らしいです。第3楽章もフルートやヴァイオリンの勢いのある素晴らしい演奏です。バッハの音楽の美しさがあります。

 ブランデンブルク協奏曲第6番はヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、ヴィオローネとチェンバロで演奏するのが本来ですが、ヴィオラ・ダ・ガンバは使いません。チェロで演奏しています。ヴィオローネも使わずにコントラバスで演奏しています。中低音楽器の美しい響きがあります。フランツ・リスト室内管弦楽団の演奏は第1楽章から勢いがあります。ヤーノシュ・ローラはここではヴィオラを演奏しています。第2楽章も中低音の弦楽器の美しい響きがあります。ヴィオラとチェロの美しい響きが素晴らしいです。第3楽章は全合奏でフーガのように追いかけてゆく主題が繰り返されています。さすがにこれは素晴らしい演奏です。


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