アンサンブル

ズーラシアン・ブラス/やじおのパツラ/上里 友二(2008)
CD(SUPERKIDS RECORDS SKZB-080730)

ズーラシアン・ブラス/やじおのパツラ
1.パウエル/ザ・トップス
2.モーツァルト/夜の女王のアリア 
         〜オペラ「魔笛」より〜
3.12番街のラグ
4.本居長世/七つの子
5.愛の讃歌
6.この素晴らしき世界
7.涙そうそう
8.セントルイス・ブルース
9.コルネット・カリヨン
10.ホルスト/ジュピター
11.石川亮太/窓辺の音楽:窓辺のテーマ〜プロフェッショナルさおだけ屋〜チャルメラ吹きの気晴らし〜窓辺のテーマ(たそがれ)〜西へと旅立つ石焼いも屋〜フィナーレ
  高橋宏樹編曲(1、4&7)
  三澤 慶編曲(2&10)
  中川英二郎編曲(3、6&8)
  マルセル・ケンツビッチ編曲(5)
  石川 亮太編曲(9)  

 ズーラシアン・ブラス
 上田 仁(トランペット)
 久良木 文(トランペット)
 上里 友二(ホルン)
 山口 尚人(トロンボーン)
 佐藤 和彦(テューバ)
 津堅 直弘(トランペット)(1、2、5、7、9〜11)
 中川 喜弘(トランペット)(3、4、8、10&11)
 三澤 慶(トランペット)(1&9)
 岡田 友弘指揮
 録音 2008年3月

 シエナ・ウィンド・オーケストラと新日本フィルハーモニーのメンバーで結成されたズーラシアン・ブラスによる演奏です。岡田友弘の指揮です。NHK交響楽団のトランペット奏者津堅直弘とジャズトランぺッターの中川喜弘が参加してソロを演奏しています。やじおのパツラとはおやじのラッパのことですね。
 パウエルの「ザ・トップス」は高橋宏樹の編曲です。きれいなアンサンブルです。津堅直弘がトランペットのソロを演奏しています。ホルンやテューバも良い響きです。
 モーツァルトの「夜の女王のアリア」はオペラ「魔笛」のなかのアリアで、三澤慶の編曲です。津堅直弘がトランペットのソロを演奏しています。素晴らしい演奏です。ホルンもきれいに響きます。
 「12番街のラグ」はデキシーランドジャズの名曲です。中川喜弘がトランペットのソロを演奏しています。トロンボーンも良い響きです。
 本居長世の「七つの子」は高橋宏樹の編曲です。「カラスなぜ鳴くの」の動揺も中川喜弘のトランペットで聴くとジャズっぽいです。楽しいです。
 「愛の讃歌」はフランスのシャンソンです。マルセル・ケンツビッチの編曲で津堅直弘がトランペットを演奏しています。津堅直弘さんが弟子の結婚式で演奏していたようです。歌とは違う味があります。見事な演奏です。
 「この素晴らしき世界」はジャズの名曲です。中川英二郎の編曲でメンバーの演奏です。トランペットやトロンボーンがきれいな演奏です。
 「涙そうそう」は沖縄のBEGINの歌です。高橋宏樹の編曲で津堅直弘がトランペットを演奏しています。きれいな演奏です。
 「セントルイス・ブルース」はブルースの名曲です。中川英二郎の編曲で中川喜弘がトランペットのソロを演奏しています。見事な演奏です。
 「コルネット・カリヨン」は石川亮太の編曲で4本のトランペットが最初はきれいに歌います。やがてハイトーンなど華麗な響きになります。ホルンやトロンボーンもきれいに響きます。 
 ホルストの「ジュピター」は「惑星」の中の「木星」から第4主題を三澤慶が編曲したものです。トランペットが歌いますが、ホルンもきれいに歌います。穏やかなジュピターのテーマはきれいな演奏です。後半にはジャズっぽい演奏もありますが、すぐに戻ります。きれいな演奏です。
 石川亮太の「窓辺の音楽」は「窓辺のテーマ〜プロフェッショナルさおだけ屋〜チャルメラ吹きの気晴らし〜窓辺のテーマ(たそがれ)〜西へと旅立つ石焼いも屋〜フィナーレ」の流れになっています。きれいなアンサンブルです。トロンボーンやテューバも良い響きです。トランペットがホルンと共に歌います。テューバも良い響きです。チャルメラ吹きなども楽しそうです。ここでは4本のトランペットが活躍します。勿論ホルンもきれいに歌います。楽しい演奏です。


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