モーツァルト/ロンドK371

ティモシー・ブラウン(1989)

CD1(Virgin cassics VJCC−23059)
CD2(Virgin cassics 7243 5 61753 2 3)

CD1
モーツァルト/ホルン協奏曲全集
1.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
2.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
3.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
4.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
5.ロンド変ホ長調K371(ドルース編)
6.ホルン協奏曲断章ホ長調K494a
  ティモシー・ブラウン(ナチュラルホルン)
  ジギスヴァルト・クイケン指揮
  エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団
   録音 1989年1月5月&6月  
CD2
モーツァルト/ホルン協奏曲全集&アリア集
1.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
2.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
3.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
4.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
5.ロンド変ホ長調K371(ドルース編)
6.ホルン協奏曲断章ホ長調K494a
7.レチタティーヴォ「哀れな者よ、おお夢よ
  目覚めよ」とアリア「まわりにそよぐ微風」K431
8.レチタティーヴォ「この胸に、お願いだから来て」と
  アリア「天があなたを私に返すとき」K374
9.アリア「もし運命の見せかけなら」K209
10.アリア「あなたは熱烈な恋人のような
           真心がある」K217
11.アリア「私のいとしい妻クラリーチェ」K256
12.アリア「怒りにかられて、去れ」K21
13.レチタティーヴォ「ああ、私は予想していた」と
  アリア「ああ、お前は私の視線を避ける」K272
14.レチタティーヴォ「私の唇を信じられないならば」と
  アリア「悲しみ悩む心」K295
15.シェーナ「うるわしのわが恋人よ、さらば」と
  アリア「とどまれ、いとしき人よ」K528
  ティモシー・ブラウン(ナチュラルホルン)(1〜6)
  レナ・ルーテンス(ソプラノ)(8、10、13&15)
  クリストフ・プリガルディエン(テノール)
          (7、9、11、12&14)
  ジギスヴァルト・クイケン指揮
  エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団(1〜6)
   ラ・プティト・バンド(7〜15)
   録音 1989年1月5月&6月(1〜6)
       1988年3月(7〜15)

 このアルバムは80年代にヨーロッパでオリジナル楽器(古楽器)によるオーケストラがいくつも誕生したころにロンドンで活躍する古楽器奏者たちが1986年に創設した団体の演奏です。
 ティモシー・ブラウンはアカデミー室内の首席のころはバウマンの録音で第2ホルンを担当した録音がありましたが、ソロは初めてでした。しかもナチュラルホルンを吹いてのモーツァルトというのは驚きました。
 ティモシーのホルンはゲシュトップト奏法をかなり強調したような音色が目立ちますが、第3番では自然に聞こえたりしてモーツァルト時代にロイトゲープが演奏したのはそんな音だったのかなと思わせます。
 ロンドはこの演奏は従来の楽譜です(ドルース編)。ティモシーは翌90年に提示部の60小節を加えた新しい版で世界初録音をしています。
 またフラグメントでは未完の部分のオーケストレーションを施した版を使用してますがこれはティモシー・ブラウン自身の編曲です。
CD2はクイケンの指揮でオリジナル楽器によるモーツァルトのホルン協奏曲とコンサート・アリア集という一風変わった組み合わせの2枚組アルバムです。モーツァルトは独唱と管弦楽のためのコンサート・アリアを58曲ほど作曲しています。その中からテノールのための作品を5曲、ソプラノのための作品を4曲収録しています。


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