メシアン/恒星の呼び声

マイケル・トンプソン(1988)
CD(SONY SRCR9474〜5)

1.メシアン/峡谷から星たちへ
2.  〃 /異国の鳥たち
3.  〃 /天の都市の色彩

  マイケル・トンプソン(ホルン)(1)
  ジェイムズ・ホーランド(クシロリンバ)(1)
  デイヴィッド・ジョンソン(グロッケンシュピール)(1)
  ポール・クロスリー(ピアノ)(1〜3)
  エサ・ペッカ・サロネン指揮
   ロンドン・シンフォニエッタ
  録音 1988年4月18〜21日(1)
      1988年2月20&21日(2&3)  
     
 サロネンのメシアンです。現代作曲家の指揮によるメシアンは大変明解で、メシアンの音楽の面白さ、楽しさを感じます。鳥類学者でもあったメシアンはピアノ曲として鳥の声や歌をピアノで表現した「鳥のカタログ」を作曲しており、ピアノ協奏曲といえる「異国の鳥たち」は異色の作品です。
 「峡谷から星たちへ」は1971〜74年の作品。最初の録音はマリウス・コンスタン指揮アルス・ノヴァ合奏団でイヴォンヌ・ロリオのピアノ、ジョルジュ・バルボトゥがホルンを吹いていました。このサロネンの録音ではホルンの名手マイケル・トンプソンとメシアンコンクール入賞者でイヴォンヌ・ロリオの弟子ポール・クロスリーのピアノで素晴らしい演奏になっています。「峡谷から星たちへ」は12の楽章に別れ、風景の音楽、小鳥の音楽、星の音楽の3つが交互に演奏されます。無伴奏ホルンによる「恒星の呼び声」は第6楽章でその技法は多彩でゲシュトップ、フラッタータンギングなどや穏やかなソロで星の音楽を表現しています。トンプソンのソロのうまさは抜群です。トンプソンのソロは第11楽章「オマオ、ソウシチョウ、エレペオ、シキチョウ」というハワイの鳥の音楽でも聞かれます。
 「異国の鳥たち」と「天の都市の色彩」はピアノと管弦楽のための作品でピアノ協奏曲のようです。クロスリーの名演が素晴らしい。メシアンの鳥の歌の表現は独特ですが、好きになると病みつきになりそうです。


トップへ
戻る
前へ
次へ




テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル