J・S・バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番

デニス・ブレイン&ニール・サンダース(1956)
CD(オーパス蔵 OPK-7034)

1.ブリテン/セレナードOp31
2.バークリー/ホルン三重奏曲
3.バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番へ長調

  デニス・ブレイン(ホルン)(1〜3)
  ピーター・ピアーズ(テノール)(1)
  マヌーク・パリキアン(ヴァイオリン)(2)
  コリン・ホースリー(ピアノ)(2)
  ニール・サンダース(ホルン)(3)
 ユージン・グーセンス/ロンドン新交響楽団(1)
 ボイド・ニール/ボイド・ニール合奏団(3)
   録音 1953年11月25〜27日(1&2)
       1953年8月(2)
       1956年7月26日(3)

 ブリテンがピアーズとデニス・ブレインのために書いた大変珍しい組み合わせ(テノール、ホルンと弦楽のための)のセレナードです。第1曲:プロローグと第8曲:エピローグはホルン独奏のために書かれ、しかも自然倍音だけで演奏するというものです。そのため高いB♭付近の音が不安定になり調子っぱずれの音が出ます。初めて聴くと違和感があるのですが、これが何度も聴くうちに快感になってきます。ノクターン、エレジー、賛歌など超絶技巧のホルンが聞かれます。
  1944年にはブリテン/ボイド・ニール合奏団の伴奏で録音していましたが、アレキサンダーに替えたこの2度目の録音は2人の甘い響きと歌声がこれ以上望めない名演奏を生みました。
  その後たくさんの録音が世に出ていますが、この演奏を超えるような録音は出ていません。
 このCDは2007年の発売でLPからの復刻です。クリアな音質です。ブランデンブルク協奏曲第1番は1956年の2度目の録音で、アレキサンダーの音が響きます。


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