ベートーヴェン/七重奏曲

ジャン=フランソワ・タイヤール(1987)
CD(NOVALIS NOV-10)

ベートーヴェン/室内楽作品集
1.七重奏曲変ホ長調Op20
2.クラリネットとファゴットのための二重奏曲
          第3番変ロ長調WoO.27-3

  スイス・ゾリステン
  カレン・トゥルピー(ヴァイオリン)(1)
  ハインリヒ・フォルスター(ヴィオラ)(1)
  ガルビス・アルマカヤン(チェロ)(1)
  フランソワ・ジェニュー(コントラバス)(1)
  クルト・ウェーバー(クラリネット)(1&2)
  トマス・ソスノフスキー(ファゴット)(1&2)
  ジャン=フランソワ・タイヤール(ホルン)(1)
  録音1987年6月

 スイスで活躍するソリストたちによるスイス・ゾリステンの演奏でベートーヴェンの作品です。
 ベートーヴェンの七重奏曲は第1楽章の重厚な響きが印象的です。主部のクラリネットとヴァイオリンの勢いのある演奏が見事です。ホルンのソロもやわらかな響きが印象的です。第2楽章「アダージョ・カンタービレ」はクラリネットのきれいな主題に始まりヴァイオリンに受け継がれます。ファゴットとホルンのソロもあります。ホルンの哀愁的な歌が印象的です。第3楽章「メヌエット」は親しみやすい主題に始まります。心がはずむような演奏です。トリオにはホルンのソロがあります。第4章の主題と変奏は足取り軽い主題が大変きれいです。スタッカートが素晴らしい。続くヴァイオリンやそれぞれの変奏が楽しそうに聞こえます。ホルンの変奏も素晴らしい響きです。第5楽章「スケルツォ」はホルンで始まります。このホルンがリードするところが楽しいです。トリオではチェロが優雅に歌います。第6楽章は序奏でホルンが哀愁的な主題を吹いています。ヴァイオリンが続きます。プレストからは息の合った見事なアンサンブルを聞かせます。ヴァイオリンが主題を提示します。ホルンも楽しそうです。最後にヴァイオリンのカデンツァが入ります。
 クラリネットとファゴットのための二重奏曲は初期の作品で1792年頃に書かれたと思われますが3曲書かれた中の3番になります。2つの楽章で構成されていて、クラリネットとファゴットのデュオは落ち着いた響きでさわやかな印象を受けます。聞いていて落ち着きます。演奏も秀悦です。


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