その他のホルン作品2

クロイツァー&ベルワルド/七重奏曲/クリスティアン・F・ダルマン
CD(BERLIN Classics 0032572BC)

1.クロイツァー/七重奏曲変ホ長調Op62
2.ベルワルド/七重奏曲変ロ長調

  ベルリン八重奏団
  ベルント・ベンケル(ヴァイオリン)(1)
  クリスチアン・メンケ(ヴァイオリン)(2)
   ヘルムート・レーヒェル(ヴィオラ)(1&2)
  ロルフ・デューラー(チェロ)(1&2)
  バルバラ・ザンデルリンク(コントラバス)(1&2)
  ミヒャエル・ジム(クラリネット)(1&2)
  フリッツ・フィンシュ(ファゴット)(1&2)
  クリスティアン・F・ダルマン(ホルン)(1&2) 
  録音1979年
   ベルリン/キリスト教会

  ベルリン交響楽団のメンバーによる団体ベルリン八重奏団よるクロイツァーとベルワルドの七重奏曲です。
 コンラディン・クロイツァー(1780〜1849)はベートーヴェンと同時代の作曲家です。オペラやピアノ協奏曲なども作曲していました。
七重奏曲は6つの楽章で構成されています。第1楽章はアダージョのあとに主部のアレグロになります。変化の妙とユニゾーンの厚みが特徴といえましょう。ホルンのソロもあります。第2楽章のアダージョはクラリネットとチェロの主題にホルンが花を添えるきれいな楽章です。第3楽章のメヌエットは優雅な雰囲気でヴァイオリン、クラリネットに続いてホルンの主題が何度も現れます。第4楽章のアンダンテは暗い響きの弦楽に始まりやがてホルンが明るい響きで歌いますとクラリネットとファゴットがユニゾーンで応えます。第5楽章のスケルツォは快活な演奏で力強い響きです。ホルンも明るく楽しそうです。第6楽章のフィナーレはアレグロ・ヴィヴァーチェ、全体的に素晴らしいアンサンブルが聞かれます。 
 フランツ・ベルワルド(1796〜1868)スウェーデンの作曲家で19世紀ロマン派時代の音楽の流れを受けています。交響曲には名曲があります。七重奏曲は3つの楽章で構成されています。第1楽章は序奏のアダージョのあとにアレグロになります。この作品は小さなシンフォニーといってもよいでしょう。木管とホルンのユニゾーンがきれいです。第2楽章はポコ・アダージョ〜プレスティシモ〜アダージョの3つの部分になっていて、3つの楽章が続けて演奏されるのと同じようですから、実質5楽章と考えてもよいでしょう。アダージョではホルンとファゴットのユニゾーンが印象的です。プレスティシモはスケルツォにあたります。軽快で楽しそうです。弦の厚みもあります。続くアダージョは弦の哀愁的な主題がきれいです。第3楽章のフィナーレはアレグレロ・コン・スピリットはまさに7つの楽器によるシンフォニーで、小室内楽団の演奏のようです。ベルワルドは名作をいくつも残していますが、この作品も魅力一杯です。


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