アンサンブル

ミュンヘン・オペラ・ホルン/ホルンと合唱のための作品集
CD(FARAO B108084)

ホルンと合唱のための作品集
1.ブラームス/2つのホルンとハープ伴奏による
   女声合唱のための4つの歌Op17
2.シューマン/4つのホルンと男声合唱のための
         5つの「狩の歌」Op137
3.シューベルト/4つのホルンと男声合唱のための
          「森の夜の歌」D.913
4.ストラヴィンスキー/4つのロシア農民の歌
5.ワーグナー/「パルジファル」〜聖金曜日の奇跡
6.R・シュトラウス/「ばらの騎士」幻想曲

  ケント・ナガノ指揮
  アウディ・ユーゲントコーラスアカデミー
  アントニア・シュレイバー(ハープ)(1)
  ミュンヘン・オペラ・ホルン
  ヨハネス・ダングラー(ホルン)(1〜6)
  ステファン・ベーニング(ホルン)(1〜6)
  ライナー・シュミッツ(ホルン)(2〜6)
  ケイシー・リッポン(ホルン)(2〜4)
  フランツ・ドラクシンガー(ホルン)(5&6)
  ミレーナ・ヴィオッティ(ホルン)(5&6)
  ウルフラム・ジロテック(ホルン)(5&6)
  マクシリミアン・ホッシュヴィマー(ホルン)(5&6)
  クリスチャン・ロファラー(ホルン)(5&6)
  マンフレート・ノイキルヒャー(ホルン)(5&6)
  ゲスト・ホルン/ハンナ・シーバー(5&6)
   録音 2013年(1〜4)
      2010年(5&6)

 ケント・ナガノが共演している合唱団と音楽監督を務めているバイエルン国立歌劇場のホルン・セクションによる演奏です。
 ブラームスの「2つのホルンとハープ伴奏による女声合唱のための4つの歌」は伴奏が2つのホルンとハープという珍しい作品ですが 大変美しい作品でホルンも吹いていたブラームスらしい初期の作品です。ホルンとハープの響きに乗った女声合唱もまた素晴らしいものです。 
 シューマンの「4つのホルンと男声合唱のための5つの狩の歌」は1849年の作品、4本のホルンのためのコンツェルトシュテュックを作曲した年と同じでバルブ付のホルンのために書かれたと思われます。4本のホルンが伴奏ということで演奏機会の少ない作品ですが、ホルンと男声合唱の力強い演奏が聴かれます。第2曲の「気をつけて」ではホルンと合唱がピタッと止まる息をのむシーンなど劇的なところは聞き所でしょう。
 シューベルトの「4つのホルンと男声合唱のための森の夜の歌」は原曲が2人のテノール、2人のバスと4つのホルンのために書かれています。シューベルトの作り出す和音はシューマンとの違いがよくわかります。歌曲の王シューベルトの作品は物語があって聞き応えがあります。
 ストラヴィンスキーの「4つのロシア農民の歌」は4つのホルン伴奏の合唱曲でソプラノとアルトのソロがあります。第1曲「チギサークの祭り」、第2曲「古代の春の祭り」、第3曲「ノヴゴロドの川かます」、第4曲「太っちょ」となっており、1915〜19年の作曲を1954年に改訂したときに4つのホルンの伴奏にしていました。最初の録音はストラヴィンスキーの監修でグレッグ・スミス・シンガーズがコロンビア交響楽団ホルン・セクションで1965年に行なわれました。このケント・ナガノ盤は歯切れよいホルンの響きとソプラノの響きが素晴らしくストラヴィンスキーのロシア民謡への思いが伝わってくるようです。全曲4分にも満たない小品ですが楽しい作品です。
 ワーグナーの「パルジファル」からの「聖金曜日の奇跡」は10本のホルンのためにカネフツキーが編曲したものです。ホルンの使い方がうまいワーグナーの作品のなかでも幻想的な作品といえるこの曲はホルン・アンサンブルの美しさがあります。
 R・シュトラウスの「ばらの騎士」幻想曲は冒頭の前奏曲でホルンが高らかに鳴る名曲です。編曲はカネフツキーで10本のホルンで演奏されます。ホルン奏者にはきついでしょうがホルン・アンサンブルの迫力があります。


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