アンサンブル

マドゥフ/モルター/トランペットとホルンのための協奏曲集
CD(ACCENT ACC 24327)

モルター/トランペットとホルンのための協奏曲集
1.3本のトランペット、ティンパニ、オーボエ、
   弦楽と通奏低音のためのソナタニ長調
2.弦楽と通奏低音のための田園協奏曲ト長調
3.トランペット、弦楽と通奏低音のための
          協奏曲第1番ニ長調MWV W-12
4.2つのホルン、弦楽と通奏低音のための
       シンフォニア ニ長調 MWV Z-71
5.アルト・シャリュモー、テナー・シャリュモー、2つのホルンと
   ファゴットのためのディヴェルティメント ヘ長調
6.アルト・シャリュモー、バス・シャリュモー、
     2つのホルンのためのタンドルメント
7.2本のトランペット、弦楽と通奏低音のための
          協奏曲第3番ニ長調MWV W-11

 ジャン=フランソワ・マドゥフ
              (ナチュラルトランペット)(1、3&7)
       〃      (ナチュラルホルン)(4〜6)
 ヘンリー・モダーラク(ナチュラルトランペット)(1&7)
 杉村 智大(ナチュラルトランペット)(1)
 オリヴィエ・ピコン(ナチュラルホルン)(4〜6)
 クリスティアン・ライセラー(シャリュモー)(5&6)
 エルンスト・シュラーダー(シャリュモー)(5&6)
 ダニエラ・ドルチ指揮
  ムジカ・フィオリータ
 録音2016年10月21〜25日

 オリジナル楽器の団体ムジカ・フィオリータによるヨハン・メルヒオール・モルター(1696〜1765)の協奏曲集です。ナチュラルトランペットの名手ャン=フランソワ・マドゥフがトランペットとナチュラルホルンを演奏しています。 
 「3本のトランペット、ティンパニ、オーボエ、弦楽と通奏低音のためのソナタ」は6つの曲による組曲ともいえる作品です。3本のナチュラルトランペットが賑やかです。ティンパニが入りますので豪華な響きになります。また通奏低音にテオルボが使われていますのでそのやわらかな響きが大変きれいです。
 「弦楽と通奏低音のための田園協奏曲(コンチェルト・パストラーレ)ト長調」は5つの楽章で構成されています。弦楽とテオルボの響きは18世紀の優雅な響きが感じられます。
 「トランペット、弦楽と通奏低音のための協奏曲第1番ニ長調」は3曲あるトランペット協奏曲の中の1曲です。マドゥフのナチュラルトランペットが大変素晴らしい響きで演奏されています。3つの楽章で演奏されています。第2楽章:アダージョでは見事なリップトリルを聴かせてくれます。
 「2つのホルン、弦楽と通奏低音のためのシンフォニア」は3つの楽章で構成されています。「アレグロ」「アンダンテ」「プレスト」となっています。ここでもテオルボが快い響きをだしています。ここで使われるナチュラルホルンは替え菅のない古い楽器です。第2楽章のアダージョは弦楽と通奏低音だけで演奏され第1と第3楽章でホルンが演奏しています。
 「アルト・シャリュモー、テナー・シャリュモー、2つのホルンとファゴットのためのディヴェルティメント」はクラリネットの前身といわれるシャリュモーを使っています。ホルンはヘ長調のナチュラルホルンですからシンフォニアで使っていたニ長調の楽器とは違ってホルンらしい響きになっています。この作品は「アレグロ」「アダージョ」「モデラート」の3つの楽章で構成されています。シャリュモーもやわらかな響きには癒されます。
 「アルト・シャリュモー、バス・シャリュモー、2つのホルンのためのタンドルメント」は短い小品です。タンドルメントとは優しくとか柔らかくという意味です。ハ長調のホルンが使われているようですがほとんど聞こえません。2つのシャリュモーだけのようです。
 「2本のトランペット、弦楽と通奏低音のための協奏曲第3番」は5曲ある2本ののトランペットのための協奏曲の中の1曲です。2本のナチュラルトランペットの華やかな響きが聴かれます。「アレグロ」「アンダンテ」「アレグロ」の3つの楽章で構成され第2楽章の「アンダンテ」は弦楽と通奏低音だけで演奏されています。第3楽章ではナチュラルトランペットの素早い音階とリップトリルが絶妙です。


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