アンサンブル
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CD(BKM RECORD G.R.HR-02)
キングギドラホルン/伊福部昭/映画音楽編曲集
(編曲:八尋健生)
1.−降臨−
前兆(地球最大の決戦/M5)
超絶(地球最大の決戦/M15)
暴威(キングコング対ゴジラ/M19)
恐慌(地球最大の決戦/M13)
猛火(地球最大の決戦/M12)
災禍(三菱未来館/M2)
2.−進撃−
迎撃(怪獣総進撃/M1)
攻撃(モスラ対ゴジラ/M23)
迫撃(地球最大の決戦/M21)
雷撃(怪獣大戦争/M22)
襲撃(怪獣大戦争/M16)
電撃(怪獣総進撃/M24)
3.−深淵−
宙より(宇宙大戦争/M15)
邪より(地球最大の決戦/M6)
悠より(怪獣総進撃/M9)
無より(怪獣大戦争/M6)
闇より(怪獣大戦争/M12)
時より(ゴジラVSキングギドラ/M11)
神より(怪獣総進撃/M26)
幻より(ゴジラVSキングギドラ/M10)
4.−決戦−
森羅の(ゴジラVSキングギドラ/M1A)
霹靂の(ゴジラVSキングギドラ/M1B)
紅蓮の(ゴジラVSキングギドラ/M1C)
白刃の(ゴジラVSキングギドラ/M21)
赤熱の(三菱未来館/M3)
黄金の(ゴジラVSキングギドラ/M18)
漆黒の(ゴジラVSキングギドラ/M38)
大貫ひろしとウィアードキングギドラホルン合奏団
録音 2014年
このアルバムは伊福部昭の作曲した映画音楽をホルン・アンサンブルのために八尋健生が編曲したものです。大貫ひろしとウィアードホルン合奏団の2作目になります。「キングギドラホルン」は4つの部分で構成されていて、「キングギドラ」が登場する映画から選ばれた多彩な音色のホルンアンサンブルで演奏されます。
第1部「降臨」は広大な大地を思わせる序奏に始まり、そして緊張感の高まり、動きのある音楽と映画の場面が想像できそうです。ゴジラのリズムはこれも想像できます。「恐慌」から「猛火」では「地球最大の決戦」の音楽が使われて荒廃した風景を想像するようです。
第2部「進撃」はホルンのソロに始まります。「怪獣総進撃」から「怪獣大戦争」など動きのある音楽になります。音楽が行進曲のようにも聞こえたりして面白いです。ホルンのグリッサンドはキングギドラの動きを感じさせます。
第3部「深淵」はホルンだからこそ表現できる深淵、そして深遠な響きがあります。決戦前夜の静寂のようです。キングギドラの叫びのような音が聞こえます。ホルンソロのハイトーンはきついでしょうが、これがまた素晴らしい演奏です。
第4分「決戦」では「ゴジラVSキングギドラ」からの音楽が使われていて、ゴジラのリズムとキングギドラの交錯する音楽を聴いていても戦いを連想させます。荒々しい響き、グリッサンドの連続は戦いの様子がわかります。最後にゴジラのテーマが演奏されます。
大貫ひろしは東京バッハ・カンタータ・アンサンブル、モーツァルト・アカデミー・トウキョウのホルン奏者で指揮活動もしています。なおウィアードキングギドラホルン合奏団というのはこの録音のために集まったホルン奏者たちで、人数も演奏者も記載されていません。内緒ということです。メンバーは6〜8人くらいと思われます。 |
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