ダマーズのホルン作品

ホルン・ソナタ/イアン・ズーク(2016)
CD(MSR Classics MS 1676) 

20世紀のホルン・ソナタ集
1.シルヴァン/ホルン・ソナタ Op7(1963)
2.ダマーズ/ホルン・ソナタ (1996)
3.バセット/ホルン・ソナタ (1954)
4.ボウエン/ホルン・ソナタ 変ホ長調 (1937)

 イアン・ズーク(ホルン)
 エリック・ルプル(ピアノ)
 録音 2016年5月24〜27日

 イアン・ズークはアメリカのホルン奏者。ヘルマンソン、ローウェル・グリーア他に師事しており、アメリカのオーケストラ、室内管弦楽団でモダンホルンとナチュラルホルンを演奏しています。
 シクステン・シルヴァン(1914〜20)はスウェーデンの作曲家、ホルン・ソナタは1963年の作品、デンマークのホルン奏者ミシェルセンのために書かれました。第1楽章:アレグロ、第2楽章:アンダンテ、第3楽章:アレグロの3つの楽章で構成されています。現代作品ですが聴きやすくて元気になりそうな音楽です。第2楽章のアンダンテはロマンティックな主題が流れます。第3楽章の軽快なホルンは楽しそうで、中間部は表情豊かに歌われます。良い作品です。
 ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928〜2013)はフランスの作曲家。ホルン・ソナタは1996年の作、3つの楽章で構成されています。第1楽章:アレグロは物語のような情景を思わせる主題に始まります。第2楽章のアンダンテは美しい主題が流れ、ミュートを使う主題もあります。第3楽章:アレグロ・ヴィヴォのモーツァルト風の狩のホルンを思わせる主題が特徴です。この作品は他にペッラリンの録音があります。
 レスリー・バセット(1923〜2016)はアメリカの作曲家、オネゲルとブーランジェに師事しています。ホルン・ソナタは1954年の作、3つの楽章で構成されています。第1楽章:アレグロ・モデラートは音域の広い主題が歌われます。ロマンティックな作品で聴きやすいです。第2楽章のアンダンテ・カンタービレはピアノの序奏が抒情的でホルンの主題も抒情的です。美しい響きが聴かれます。第3楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポは大変美しい主題が歌われます。この録音が世界初録音ですが、もっと演奏されてもよい作品です。
 ヨーク・ボウエン(1884〜1961)はイギリスの作曲家。ホルン・ソナタは1937年の作、オーブリー・ブレインのために書かれました。3つの楽章で構成されています。第1楽章:モデラート・エスプレシーヴォはイギリス民謡風の主題が美しいです。中間部の細かいフレーズはブレインが好みそうです。第2楽章のポコ・レント・マエストーソはゆったりとした美しい主題が流れます。第3楽章:アレグロ・コン・スピリットは軽快で大変美しい主題が歌われます。この作品は他にスターリングの録音があります。
 世界初録音を含むアルバムです。イアン・ズークは良い録音をしてくれました。


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