モーツァルト/室内楽作品

セレナード第11番&12番/ベルリン・フィルハーモニー管楽アンサンブル
CD(ORFEO C134851A)

モーツァルト/セレナード集
1.セレナード第11番変ホ長調K375
2.セレナード第12番ハ短調K388「ナハトムジーク」

  ベルリン・フィルハーモニー管楽アンサンブ
  ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)
  ブルクハルト・ローデ(オーボエ)
  カール・ライスター(クラリネット)
  ペーター・ガイスラー(クラリネット)
  ゲルト・ザイフェルト(ホルン)
  マンフレート・クリエール(ホルン)
  ギュンター・ピースク(ファゴット)
  ヘニング・トログ(ファゴット) 
  録音 1982年11月28&29
  ベルリン/イエス・キリスト教会

 モーツァルトの8本の管楽器のためのセレナード集です。オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴット各2本の八重奏です。
 セレナード第11番変ホ長調は5つの楽章で構成されています。やわらかな響きのアンサンブルです。アダージョでホルンのきれいなメロディが流れます。ザイフェルトのホルンはすぐにわかります。メヌエットでもホルンの活躍がみられます。
 セレナード第12番ハ短調「ナハトムジーク」は冒頭から親しみやすい主題が流れます。この作品は弦楽五重奏にも編曲されています。またその弦楽五重奏版を木管五重奏に編曲したが楽譜もあります。このセレナードは4つの楽章で構成されています。第1楽章の素晴らしい演奏もさることながらモーツァルトのセレナードの中でも傑作中の傑作といえるでしょう。各楽器のソロがきれいです。 第2楽章:アンダンテの素晴らしさもモーツァルトの作品の中でも美の極致のようでたまりません。第3楽章メヌエットの明るさと美しさも特筆ものです。ベルリン・フィルハーモニー管楽アンサンブルの絶品演奏が聞かれます。第4楽章のアレグロはオーボエの美しい主題が印象的です。その主題の変奏曲もまた素晴らしい。この演奏は数あるセレナード第12番の中でもダントツの名演といえます。


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