モーツァルト/室内楽作品

ピアノと管楽の為の五重奏曲/デイル・クレヴェンジャー(1993)
CD(ERATO D106542)

バレンボイム/シカゴ&ベルリン
1.モーツァルト/ピアノと管楽の為の五重奏曲
                変ホ長調K452
2.ベートーヴェン/ピアノと管楽の為の五重奏曲
                変ホ長調Op16

  ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
  デイル・クレヴェンジャー(ホルン)
  ラリー・コムズ(クラリネット)
  ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)
  ダニエレ・ダミアーノ(ファゴット)
  録音 1993年10月 

 ダニエル・バレンボイムが指揮をするオーケストラからシカゴ響のクレヴェンジャーとコムズ2人の首席、ベルリン・フィルからシェレンベルガーとダミアーノ2人の首席を招いて録音した2つのピアノ五重奏曲です。これはまさに夢の共演です。
 モーツァルトのピアノと管楽の為の五重奏曲は1784年モーツァルト28歳の時の作品です。傑作そろいの時期の作品だけにスキのない傑作です。古くから演奏されています。この演奏もかつての名演奏と並ぶものです。まさに贅沢なメンバーの演奏です。
 ベートーヴェンの「ピアノと管楽の為の五重奏曲」も同じ変ホ長調でモーツァルト同様に愛されています。1796年ベートーヴェン25歳の頃に書かれています。モーツァルトよりもピアノのパートが重厚な作品です。なによりも第1楽章主部ではピアノが主題を提示しています。ベートーヴェンが得意なバレンボイムがこのピアノに力が入るのは当然でしょう。3つの楽章ともに見事な演奏で、4人の管楽器奏者とともに大きな音楽を作り出しています。


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