その他のホルン作品

ケネス・フックス/太陽への頌歌(ホルン協奏曲)ティモシー・ジョーンズ
CD(NAXOS 8.559335)

ケネス・フックス/作品集
1.芸術家たちよ、団結せよ〜管弦楽のための
2.土地の静けさ
3.炎と氷、そして夏のブロンズ
4.秋のリズム
5.太陽への頌歌〜ホルンと管弦楽のための協奏

 ティモシー・ジョーンズ(ホルン)(3&5)
 ジョアン・ファレッタ指揮(1、2&5)
 ロンドン交響楽団メンバー(2〜4)
 ロンドン交響楽団(1&5)
 録音 2006年11月

 アメリカの作曲家ケネス・フックスの作品集です。
 「芸術家たちよ、団結せよ」は管弦楽のための作品。2006年に書かれておりロンドン交響楽団の演奏です。説得力を感じさせる作品です。
 「土地の静けさ」は「五重奏のための牧歌」の副題があり、フルート、イングリッシュホルン、クラリネット、ヴィオラとチェロの五重奏で演奏されます。文字通りの静かな作品です。イングリッシュホルンの物悲しい響きが印象的です。楽器編成がユニークですが、響きがきれいです。
 「炎と氷、そして夏のブロンズ」は「金管五重奏のための牧歌」の副題があります。2本のトランペット、ホルン、トロンボーンとバス・トロンボーンの五重奏です。第1曲「炎と氷」は前半は燃える炎でにぎやかで、ホルンのソロもあります。後半は氷の部分で静かにミュートを使うところが面白いです。第2曲「夏のブロンズ」はホルンのソロで静かに始まります。やがてトランペットとトロンボーンが静かに入ってきます。静かに終わる作品です。
 「秋のリズム」は「木管五重奏のための牧歌」ですが、フルート、オーボエ、イングリッシュホルン、クラリネット、バスクラリネットとファゴットが使われていて、よく聴いてみるとホルンの音が聞こえます。楽しい作品です。
 「太陽への頌歌(カンティクル)」はフレンチ・ホルンと管弦楽のための協奏曲になっています。2005年の作品。ティモシー・ジョーンズはロンドン交響楽団の首席ホルン奏者です。曲は単一楽章です。冒頭は日の出のようで穏やかに始まります。やがて明るく輝いてきます。オーケストラが賑やかになってくると日差しの強さを感じます。オーケストラの間奏が入ってホルンが穏やかに歌うところは大変美しく響きます。そしてホルンソロが激しく歌う部分、これも強い日差しを感じます。後半は打楽器が入って壮大な音楽になります。「太陽への賛歌」になるこの作品はホルンという角笛で太陽を讃える作品です。名演奏です。


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