その他のホルン作品

ステイシー・ミケンズ/偉大な湖から〜ホルンのための作品集

CD(MSR MS-1747)

偉大な湖から〜ホルンのための作品集 
1.スーザン・マター/「エイジス」(2008) 
2.ジェームズ・ワイルディング/「蒸留」(2015) 
3.      〃     /「メランコリア」(2013) 
4.デイヴィッド・モーガン/「ペンギンが飛ぶ時」

 ステイシー・ミケンズホルン)(1〜4) 
 ダイアン・ヤズヴァック(ピアノ)(1) 
 ジェームズ・ワイルディング(ピアノ)(2) 
 ケン・ハインライン(テューバ)(3) 
 キャロライン・オルトマンス(ピアノ)(3) 
 フランソワ・フォウラー(ギター)(4) 
 デイヴィッド・モーガン(ベース) (4)
 D.ジャック・チアルニエッロ(ピアノ)(4) 
 レックス・ベニンカーサ(パーカッション)(4) 
 録音 2019年6月

 アメリカの作曲家によるホルンのための室内楽作品集です。ステイシー・ミケンズはアメリカの女流ホルン奏者。ホルンをダグラス・ヒル、ブライアン・ケネディなどに師事。ダラス交響楽団、デトロイト交響楽団、ピッツバーグ歌 劇場でそれぞれホルンの首席を歴任後、ソリストとして活躍しています。  
 スーザン・マター(1962〜)はホルン奏者でした。「エイジス」は2008年の作品。原曲はトロンボーンとピアノのための作品です。5つの小品は5つの年齢「6歳」「15歳」「34歳」「66歳」「92歳」 をイメージして書かれています。それぞれがホルンで演奏してもトロンボーンで演奏しても変わらない魅力のある作品です。「34歳」の働き盛りはさすがに忙しそうです。お元気そうな「92歳」もきれいな小品です。
 ジェームズ・ワイルディング(1973〜)の「蒸留」は2015年に書かれたホルンとピアノのための作品です。映画のワンシーンをイメージした作品のようです。10分の大作で煮詰まるような雰囲気を感じさせる細かいフレーズが続きます。面白い作品です。 
 ワイルディングの「メランコリア」は2013年の作品。ホルン、テューバとピアノのための作品です。「メランコリア」とは16世紀にドイツのアルブレヒト・デューラーが描いたエッチング作品のことです。子供の夢のようでもあり、大人の夢のようでもあり、遠くに大きな彗星が描かれている素晴らしい作品です。ホルンとテューバの中高音域が交錯するこの作品は15分を超える大作です。素晴らしい演奏です。 
 デイヴィッド・モーガン(1957〜)の「ペンギンが飛ぶ時」は2018年に書かれたホルンと木管アンサンブ ルのための作品ですが、ここではホルン、ギター、ベースとピアノと打楽器のためにアレンジしていて、ジャズ風の作品になっています。ミケンズのホルンソロが素晴らしい演奏です。これも16分を超える大作です。アメリカらしい作品でギターとパーカッションが洒落た雰囲気を醸し出しています。最後にカデンツァ風の独奏ホルンが演奏されています。


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