デニス・ブレイン

モーツァルト/ホルン協奏曲第2番&第3番変ホ長調(1953.5.6)
CD(VENIAS VN-02407)

1.C.P.E.バッハ/6つのソナタ
2.ハイドン/ディヴェルティメント ハ長調Hob.II:7
         「フェルトパルティータ」
3. 〃  /交響曲第31番ニ長調「ホルン信号」
            (第1楽章:アレグロ)
4. 〃  /ノットゥルノ ハ長調
5.モーツァルト/ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
6.  〃   /ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447

  デニス・ブレイン(ホルン)(1〜6)
  カール・ハース指揮
  ロンドン・バロック・アンサンブル(1、2&4)
  ニール・サンダース(ホルン)(3)
  エドマンド・チャップマン(ホルン)(3)
  アルフレッド・カシュー(ホルン)(3)
  ガレス・モリス(フルート)(3)
  J.A.ウェストラップ指揮交響楽団(3)
  ハンス・ロスバウト指揮
   南西ドイツ放送交響楽団(5&6)
  録音 1953年6月18日(1)
      1949年12月28日(2)
      1952年9月(3)
      1953年10月(4)
      1953年5月6日(5&6)

 デニス・ブレイン・コレクション(20枚セット)の第7集です。
 エマヌエル・バッハの「管楽合奏の為の6つのソナタ」はロンドン・バロック・アンサンブルの演奏です。管楽器のためのアンサンブルで、特に目立ったホルンの主題はありません。第4番でブレインのホルンが響きます。
 ハイドンのディヴェルティメント ハ長調「フェルトパルティータ」は管楽器のためのアンサンブルです。ハイドン初期の作品でアンサンブルの美しい響きが流れます。第3曲ではブレインのホルンが響きます。
 ハイドンの交響曲第31番ニ長調「ホルン信号」は4本のホルンが活躍する作品で、にぎやかな第1楽章のみが収録されています。ブレインのハイトーンがきれいです。
 ハイドンの「ノットゥルノ ハ長調」は管楽器のための作品で3つの楽章で構成されています。こちらもロンドン・バロック・アンサンブルの演奏です。
 モーツァルトのホルン協奏曲第2番とホルン協奏曲第3番はブレインがドイツに演奏旅行したときのライヴ録音です。第2番ですが、これが大変美しい演奏でした。カラヤンとの全集と比べてどちらを採るかなどとはいえないほど素晴らしく、これ以上ない喜びを感じました。絶品の演奏です。
 ホルン協奏曲第3番の演奏は5月4日のベルリンでの演奏と比べる少しの違いがあります。まず1楽章の冒頭でドーソードーの下降音を吹いていません。カデンツァは同じです。第3楽章の最後も楽譜通りでした。(4日はアドリブが入りました)それにしても相変わらずの歯切れ良さと甘い音色は素晴らしい。


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