デニス・ブレイン
ハイドン/ホルン協奏曲第1番/ブラームス/ホルン三重奏曲 |
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CD(VENIAS VN-02417)
1.ハイドン/ホルン協奏曲第1番ニ長調Hob.VII.d:3
2.ベートーヴェン/ピアノと管楽のための
五重奏曲変ホ長調Op16
3.ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
デニス・ブレイン(ホルン)(1〜3)
レオ・ヴュルムザー指揮
BBCミッドランド管弦楽団(1)
デニス・ブレイン管楽アンサンブル(2)
ウィルフレッド・ぺアリー(ピアノ)(2)
マックス・サルピーター(ヴァイオリン)(3)
シリル・プリーディ(ピアノ)(3)
録音 1957年1月21日(1)
1957年8月24日(2)
1957年2月15日(3)
デニス・ブレイン・コレクション(20枚セット)の第17集です。
ハイドンの「ホルン協奏曲第1番」は埋もれていたこの作品をブレインが取り上げてから有名になりました。録音は原盤のテープの状態がよくないのかノイズがあります。ブレインのハイドンはモーツァルトのように滑らかで高音から低音まで豊かな音量です。カデンツァが素晴らしい。第3楽章のうまさはさすがです。ブレインのタンギングのきれいなこと、低音の大きな響き、見事なカデンツァ、コーダのアドリブと素晴らしいのひと言です。
ベートーヴェンの「ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調」は最後の演奏会の中の1曲でした。BBCの放送録音で音質もよく演奏も素晴らしいとしかいえません。
ブラームスの「ホルン三重奏曲変ホ長調」はブレイン唯一のブラームスです。第1楽章の気品のある演奏、第2楽章の軽やかなホルン、第3楽章では静けさの美、そして第4楽章の明るく楽しそうな演奏とブレイン独特のホルンの響き。何度聞いても素晴らしい演奏です。あらゆるブラームスのホルン・トリオの中で最高峰の演奏と言ってよいでしょう。 |
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