モーツァルト/室内楽作品
ピアノと管楽の為の五重奏曲/ルイ・クルティナ(1956) |
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CDR(Forgotten fr 1638)
室内楽作品集
1.モーツァルト/ピアノと管楽の為の五重奏曲
変ホ長調K452
2.リックル/四重奏曲「カッサシオン」
3.フランセ/木管五重奏曲第1番
4.プーランク/ピアノと管楽の為の六重奏曲
ジャン・フランセ(ピアノ)(1&4)
フランス国立放送管弦楽団木管五重奏団
フェルナン・デュフレーヌ(フルート)(3&4)
ジュール・ゲーテリュック(オーボエ)(1〜4)
ルイ・クルティナ(ホルン)(1〜4)
モーリス・クリックノワ(クラリネット)(1〜4)
ルネ・プレシエ(バスーン)(1〜4)
録音 1956年2月6日(1)
1956年2(2)
1951年12月(3&4)
フランス国立放送管弦楽団木管五重奏団による室内楽作品集です。ジャン・フランセがピアノを演奏しています。
モーツァルトのピアノと管楽器のための五重奏曲はフルートが抜けた木管五重奏とピアノのための作品でこの組み合わせの代表作のひとつです。1784年モーツァルト28歳の時の作品です。フランスの管楽器は明るい響きがきれいです。ジャン・フランセのピアノ演奏も素晴らしいです。第3楽章でクルティナのホルンがデニス・ブレインのような音色で驚くことがあります。
ヨハン・ゲオルク・リックル(1769〜1843)はベートーヴェンと同じ時代のウィーン生まれの作曲家です。木管四重奏曲の「カッサシオン」はオーボエ、クラリネット、ホルンとファゴット(バスーン)による四重奏曲です。5つの楽章で構成されていて、ディヴェルティメント風の作品です。第4楽章の「ポラッカ」は楽しそうです。モーツァルト時代に演奏されたセレナードのように美しい作品です。
ジャン・フランセの木管五重奏曲第1番は1948年の作品。フランスの明るい響きを前面に出した名作です。フランセの独特の音作りがあります。第1楽章のアレグロ・アッサイは速いフレーズの連続に圧倒されます。クルティナのホルンが大変素晴らしい響きです。第2楽章「プレスト」のスピード感豊かな演奏がまた素晴らしいです。第3楽章「アンダンテ」は主題と変奏です。ここはじつにロマンティックといってもよいほどきれいです。第4楽章は「フランスの行進曲のテンポで」となっていて大変楽しい雰囲気です。
プーランクの「ピアノと管楽器のための六重奏曲」は1930〜32年の作品で3つの楽章で構成されています。第1楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」、第2楽章「ディヴェルティスマン」、第3楽章「フィナーレ」になっています。フランスの木管五重奏団の演奏は明るい響きで良い演奏です。クルティナのホルンが明るいです。ジャン・フランセのピアノもまた素晴らしい演奏です。 |
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