アンサンブル

ミシェル・ベルジェ/ミヨー&イベール/室内楽作品集(1956)
CDR(Forgotten fr 1638)

フランスの室内楽作品集
1.ミヨー/管楽五重奏曲「ルネ王の暖炉」
2.オーリック/オーボエ、クラリネットと
             ファゴットの為の三重奏曲
3.イベール/オーボエ、クラリネットと
           ファゴットのための5つの小品
4.  〃  /木管五重奏の為の3つの小品
5.  〃  /声とフルートの為の
           「2つの東洋の碑」
6.  〃  /フルートとピアノの為の
                  ソナチネ「遊戯」
7.  〃  /フルート、オーボエ、クラリネットと
           ファゴットの為の四重奏曲

パリ管楽アンサンブル
ジャック・カスタニェ(フルート)(1&4)
ロベール・カジエ(オーボエ)(1〜4)
アンドレ・ブータール(クラリネット)(1〜4)
ミシェル・ベルジェ(ホルン)(1&4)
ジェラール・フェザンディエ(ファゴット)(1〜4)
ジャン・ジロドー(テノール)(5)
リュシアン・ラヴァイヨット(フルート)(5&6)
フランソワーズ・ゴベ(ピアノ)(6)
ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団員による四重奏団(7)
録音 1956年(1〜4)
    1957年(5〜7)

 フランスの演奏家たちによるフランスの室内楽作品集です。
ダリウス・ミヨー(1892〜1974)の組曲「ルネ王の暖炉」は1939年の映画「愛の騎馬行進」から木管五重奏のためにミヨー自身が編曲したものです。7つの小品で構成されています。第1曲「行列」から明るく温かみのある響きが流れます。ホルンも木管もフランスの管楽器の明るい響きは素晴らしいです。第2曲「オーバード(朝の歌)」なども良い響きです。第3曲「軽業師」ではフルートのきらめきとホルンの明るさ、第4曲「ラ・マウザングラード」ではオーボエの哀愁的な響きがきれいです。第5曲「アルク河での馬上試合」や第6曲「ヴァラブルでの狩」ではベルジェが演奏するホルンの明るい響きが素晴らしい。第7曲「マドリガル・ノクチュルヌ」ではフルートやホルンにノクターンらしい美しい響きがあります。
 ジョルジュ・オーリックの「オーボエ、クラリネットとファゴットの為の三重奏曲」は3つの楽章で構成されていて、木管楽器だけによる柔らかな響きがあります。
 イベールの「オーボエ、クラリネットとファゴットのための5つの小品」はオーリックと同様に木管楽器の三重奏による小品集です。短い小品ですが「アレグロ」の華やかな響き、「アンダンティーノ」や「アンダンテ」の穏やかな演奏では和音の美しさが素晴らしいです。
 イベールの「木管五重奏の為の3つの小品」は1930年の作品。木管五重奏の名作で、デニス・ブレインらの演奏で知られています。パリ管楽アンサンブルの緻密な演奏は素晴らしいものです。明るい響きが素晴らしいです。なおこのディスクはなぜか第1楽章と第3楽章が入れ替わっています。
 イベールの声とフルートの為の「2つの東洋の碑」はテノールとフルートのデュオです。フルートの伴奏でテノールが歌います。珍しい声楽作品です。
 イベールのフルートとピアノの為のソナチネ「遊戯」は2つの短い楽章で構成されています。第1楽章は小鳥がさえずるようににぎやかに始まって動き回るところが
素晴らしいです。第2楽章では抒情的な主題も歌います。素晴らしい作品と演奏です。
 イベールの「フルート、オーボエ、クラリネットとファゴットの為の四重奏曲」はギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団のメンバーによる演奏です。2つの楽章で構成されていていますが、明るい響きの管楽器による演奏は何度聴いてもよいものです。


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