アンサンブル
リンカンシャーの花束/シカゴ交響楽団ブラス(2010) |
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CD(CSO-RESOUND CSOR 901 1101)
シカゴ交響楽団ブラス・ライヴ
1.ウォルトン/戴冠式行進曲「王冠」
(ヨセフ・クライネス編曲)
2.ガブリエリ/サクラ・シンフォニア第6番
(エリック・クリース編曲)
3.ガブリエリ/第12旋法による10声のカンツォーナ
(エリック・クリース編曲)
4.ガブリエリ/第7旋法による8声のカンツォーナ
(第2番)(R.P.ブロック編曲)
5.J.S.バッハ/パッサカリアとフーガ ハ短調
BWV582(エリック・クリース編曲)
6.グレインジャー/リンカンシャーの花束
(ティモシー・ヒギンズ編曲)
7.シルベストレ・レブエルタス/センセマヤ
(ブルース・ロバーツ編曲)
8.プロコフィエフ/「ロメオとジュリエット」より
1)モンタギュー家とキャピュレット家
2)踊り 3)ティボルトの死
(ヨセフ・クライネス編曲)
ジェイ・フリードマン指揮(1)
マーク・ライデノー指揮(2、5&6)
マイケル・マルケイ指揮(7)
デイル・クレヴェンジャー指揮(8)
シカゴ交響楽団ブラス(1〜8)
デイル・クレヴェンジャー(ホルン)
ダニエル・ギングリッチ(ホルン)
ジェームス・スメルサー(ホルン)
デイヴィッド・グリフィン(ホルン)
オットー・カリッロ(ホルン)
スザンナ・ドレイク(ホルン)
クリストファー・マーティン(トランペット)
マーク・ライデノー(トランペット)
ジョン・ハグストロム(トランペット)
テージ・ラーセン(トランペット)
デイヴィッド・ゴーガー(トランペット)
デイヴィッド・インモン(トランペット)
チャニング・フィルブリック(トランペット)
ジェイ・フリードマン(トロンボーン)
マイケル・マルケイ(トロンボーン)
チャールズ・ヴァーノン(トロンボーン)
マイケル・ベッカー(トロンボーン)
ペーター・エルフソン(トロンボーン)
ランダル・ホーウェ(バス・トロンボーン)
ジーン・ポコーニ(テューバ)
アンソニー・ニッフェン(テューバ)
ヴァディム・カルピノス(ティンパニ)
シンシア・イェ(打楽器)
パトリシア・ダッシュ(打楽器)
エリック・ミルシテイン(打楽器)
ジョン・ブルース・イェー(クラリネット)
ロジャー・クライン(コントラバス)
録音 2010年12月16、17&18日ライヴ
シンフォニー・センター・オーケストラ・ホール
アメリカのシカゴ交響楽団のブラスメンバーによるバンド演奏です。メンバーのフリードマンやライデノー、マルケイ、クレヴェンジャーが指揮しています。
ウォルトンの戴冠式行進曲「王冠」はヨセフ・クライネスの編曲です。金管バンドの演奏、トロンボーンのジェイ・フリードマンが指揮をしています。
ガブリエリのサクラ・シンフォニア第6番はエリック・クリースの編曲です。この作品は「ソナタ・ピアン・エ・フォルテ」としても知られています。金管アンサンブルのバイブルともいえる作品です。トランペットのライデノーの指揮で演奏しています。2本のトランペット、4本のトロンボーンと2本のバス・トロンボーンによる演奏です。4本ずつの楽器が右と左に分かれて演奏しています。
ガブリエリの第12旋法による10声のカンツォーナはエリック・クリースの編曲です。左には3本のトランペットとトロンボーン、右には3本のトランペットと2本のトロンボーンとバストロンボーンが配置されています。
ガブリエリの第7旋法による8声のカンツォーナ(第2番)はR.P.ブロックの編曲、2本のトランペットとトロンボーンとバストロンボーンが右と左に配置されて演奏しています。
J.S.バッハのパッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582はオルガン作品です。これをエリック・クリースが金管アンサンブルに編曲しています。金管アンサンブルならでは響きがあります。トランペットにはトランペット管らしい響きがありますので高音はきれいに響きます。ホルンやトロンボーンが良い響きをだしており、テューバの低音も素晴らしいアンサンブルです。
グレインジャーの「リンカンシャーの花束」は吹奏楽の名曲です。これをティモシー・ヒギンズの編曲で演奏しています。この作品は第1曲「リスボン」をはじめとした6つの小品による組曲です。トランペットのライデノーが指揮しています。第5曲の「メルボルン卿」もよい演奏です。第6曲「行方不明のお嬢さんが見つかった」は楽しそうに演奏しています。
シルベストレ・レブエルタスの「センセマヤ」はブルース・ロバーツの編曲で演奏しています。アンソニー・ニッフェンがテューバのソロを演奏しています。指揮はトロンボーンのマイケイです。これには打楽器も入って賑やかです。
プロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」から有名な3曲がクライネスの編曲で演奏されています。「モンタギュー家とキャピュレット家」の悲劇的な響きもなかなかのものです。弦楽パートをトランペットで演奏しています。ホルンはさすがにシカゴのホルンは迫力あります。後半にはパーカッションが効果的に響きます。2曲目の「踊り」は速いテンポの曲です。トランペットが素晴らしい演奏です。3曲目の「ティボルトの死」はこのバレエの中でも圧巻の曲です。パーカッションの効果的な響きと後半のホルンとトランペットの豪快な演奏は凄いです。 |
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