アンサンブル

バーバー他/木管五重奏曲集/ピエール・モラゲス(1991)
CD(AUVIDIS VALOIS X4639)

木管五重奏曲集
1.リゲティ/6つのバガテル
2.ヴィラ=ロボス/ショーロス形式の五重奏曲
3.バーバー/夏の音楽Op31
4.ヒンデミット/小室内音楽Op24−2
5.シュトックハウゼン/アデュー

 モラゲス木管五重奏団
 ミシェル・モラゲス(フルート)
 ダヴィッド・ワルター(オーボエ)
 パスカル・モラゲス(クラリネット)
 ピエール・モラゲス(ホルン)
 パトリック・ヴィレール(バソン)
 録音 1991年10月

 フランスのモラゲス木管五重奏団による室内楽作品集です。
 ジェルジ・リゲティ(1923〜2006)の「6つのバガテル」はピアノ作品から1953年に6曲を選んで木管五重奏のために編曲したものです。この作品では半音の使用を1曲ごとに増やしていくという手法で6曲目には12音を使うといったもので不協和音の絶妙な響きを聴くことができる作品です。
 ヴィラ=ロボスの「ショーロス形式の五重奏曲」はヴィラ=ロボスがブラジルのショーロス(ポピュラー音楽の形式)を取り入れた作品です。かなり自由に演奏しているようでもありますがよくできた作品です。ホルンの響きも素晴らしいです。
 サミュエル・バーバー(1910〜1981)の「夏の音楽」は1953年の作品。アメリカのデトロイトの室内楽協会の委嘱作品で、アメリカの管楽作品の名作です。アメリカの夏を表現したようで中間にオーボエが歌う夏の気だるさが印象的です。ホルンの美しい響きも聴かれます。
 ヒンデミットの「小室内音楽Op24−2」はは1922年に木管五重奏のために書かれた作品。5つの楽章で構成されています。第1楽章は速いテンポで演奏されています。第2楽章はやや速めのテンポのワルツになります。ホルンが楽しそうに歌います。第3楽章は穏やかなテンポで良い響きを出しています。第4楽章は速いテンポで木管が歌い、ホルンが朗々と響くところがきれいです。アタッカで入る第5楽章はファゴットとホルンの重厚な響きが際立つ演奏で素晴らしいアンサンブルです。
 カールハインツ・シュトックハウゼンの「アデュー」は別れの歌です。曲は物悲しい響きで始まります。しばらく穏やかに嘆きのような音楽が続いて、そこに木管の叫びもあります。後半になって別れの歌のように盛り上がりをみせます。震えるような音はこの作品らしいところです。


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