モーツァルト/室内楽作品
セレナード第11番/ミヒャエル・ヘルツェル(1986) |
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CD(MD+G L3245)
1.モーツァルト/セレナード第11番変ホ長調K375
2.ハイドン/管楽六重奏のための組曲
変ホ長調Hob.U:Es17
3.ベートーヴェン/管楽六重奏曲変ホ長調Op71
デトモルト管楽六重奏団
ハンス=ディートリヒ・クラウス(クラリネット)
スヴェン・ファン・デァ・カウプ(クラリネット)
ミヒャエル・ヘルツェル(ホルン)
カレン・シャーデ(ホルン)
ヘルマン・ユング(ファゴット)
イェンス・ヒンリッヒ・トムセン(ファゴット)
録音 1986年5月
デトモルト管楽六重奏団による管楽アンサンブル集です。
モーツァルトの「セレナード第11番変ホ長調」は5つの楽章で構成されています。本来オーボエ2本が入る八重奏ですが、ここでは六重奏による演奏です。やわらかな響きのアンサンブルです。第3楽章のアダージョでホルンのきれいなメロディが流れます。2つのメヌエットでもホルンの活躍がみられます。
ハイドンの「管楽六重奏のための組曲変ホ長調」は4つの楽章で構成されています。第1楽章「アレグロ・アッサイ」ではユニゾーンの部分があるなど、ハイドン独特の響きがあります。第2楽章「ロマンツェ」ではアンサンブルの良さと和音の美しい響きがあります。第3楽章「メヌエット」はクラリネットの主題に続いてアンサンブルの美しい響きがあります。短いフィナーレは素晴らしいアンサンブルです。
ベートーヴェンの「管楽器のための六重奏曲変ホ長調」は作品番号は71でも作曲は1796年26歳の時で初期の作品です。しかしながらその作風はベートーヴェンらしさあふれるものでメロディの豊かさ、和音の美しさ、楽器の使い方など中期の作品と比肩しうる名作です。第1楽章「アダージョ〜アレグロ」はその素晴らしい響きと演奏のうまさに耳をうばわれてしまいそうです。ベートーヴェンの作品の魅力があります。第2楽章「アダージョ」はファゴットが歌うという独特の響きが魅力です。フルートとオーボエが入らないと優しい響きになるものです。第3楽章「メヌエット」は楽しいメヌエットです。ホルンが気持ちよさそうに歌っています。それぞれの楽器が楽しそうなアンサンブルになっています。第4楽章「ロンド、アレグロ」はホルン、クラリネット、ファゴットが細やかなフレーズを楽しそうに演奏しています。これは素晴らしいアンサンブルです。 |
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