デニス・ブレイン

バッハ、ディッタースドルフ、モーツァルト/管楽作品集

CD(WARNER CLASSICS 0190295019921)11枚組

CD9
1.C.P.E.バッハ/管楽のための6つのソナタWq.184
   1)ソナタ第4番変ホ長調
   2)ソナタ第3番ト長調
   3)ソナタ第6番ハ長調
   4)ソナタ第2番ヘ長調
   5)ソナタ第1番ニ長調
   6)ソナタ第5番イ長調
2.ディッタースドルフ/パルティータ ニ長調
            (カール・ハース編)
3.モーツァルト/セレナード第11番変ホ長調K.375
4.  〃   /セレナード第12番
              ハ短調 K.388/384a

デニス・ブレイン(ホルン)
リチャード・アデニー(フルート)(1)
ギャレス・モリス(フルート)(1)
バーナード・ウォルトン(クラリネット)(1&3)
ジェルヴェーズ・ド・ペイエ(クラリネット)(1)
ナタリー・ジェームズ(オーボエ)(2)
シドニー・サトクリフ(オーボエ)(2&4)
マイケル・ドブソン(オーボエ)(3)
ジャック・ブライマー(クラリネット)(3&4)
スティーヴン・ウォーターズ(クラリネット)(3)
セシル・ジェームズ(ファゴット)(1〜4)
ヴァル・ケネディ(ファゴット)(3)
エドワード・ウィルソン(ファゴット)(4)
ニール・サンダース(ホルン)(1〜4)
カール・ハース指揮
ロンドン・バロック・アンサンブル(1〜4)
 録音 1953年6月18日(1)モノラル
     1953年6月20日(2)モノラル
     1957年5月16日(3)ステレオ
     1957年5月13日(4)ステレオ

 デニス・ブレイン生誕100年記念アルバムです。
 エマヌエル・バッハの「管楽合奏の為の6つのソナタ」はロンドン・バロック・アンサンブルの演奏です。管楽器のためのアンサンブルで、特に目立ったホルンの主題はありません。第4番でブレインのホルンが響きます。6つのソナタは単一楽章の小品です。第4番:アレグロ・マ・ノン・トロッポ、第3番:アレグロ、第6番:アレグレット・グラチオーソ、第2番:アンダンテ、第1番:アレグレット、第5番:アレグロ・アッサイの順で演奏されています。
 ディッタースドルフの「パルティータ ニ長調」はロンドン・バロック・アンサンブルによる演奏です。5つの楽章で構成されています。第4楽章のメヌエットではブレインの見事なソロが何度も聞かれますので、この楽章だけブレインのアルバムに入れることがあります。
 モーツァルトの「セレナード第11番変ホ長調」はロンドン・バロック・アンサンブルの演奏、2回目のステレオ録音です。響きは格段に違います。ここでもホルンのトップをブレインが吹いています。5つの楽章で構成されています。第1楽章の後半にホルンのソロが聴かれます。第2楽章と第4楽章のメヌエット、第3楽章のアダージョではブレインの素晴らしいホルンが聴かれます。なお、第5楽章のあとに、管楽六重奏でメヌエットと2つのトリオが演奏されています。アンコール作品のようです。
 モーツァルトの「セレナード第12番ハ短調」は管楽器のセレナードの名曲です。これもステレオ録音です。4つの楽章で構成されています。第1楽章ではブレインの鮮やかなタンギングが印象的です。第2楽章のアンダンテも美しい響きが聴かれます。第3楽章のメヌエットはモーツァルトの美しさにあふれています。第4楽章のアレグロは緻密な演奏が素晴らしいです。


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