モーツァルト/室内楽作品
ピアノと管楽の為の五重奏曲、他/シビル・マーニ(2021) |
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CD(Avi Music 8553043)
モーツァルト/ピアノと木管五重奏のための作品集
1.歌劇「劇場支配人」序曲K.486(木管五重奏版)
2.ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453
(ピアノと木管五重奏版)
3.交響曲第26番変ホ長調K.184(木管五重奏版)
4.ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 K.452
ウルフ=グイド・シェーファー編(1-3)
マルクス・ベッカー(ピアノ)
マーロット木管五重奏団
ステファニー・ヴィンカー(フルート)
クリスティアン・ヴェッツェル(オーボエ)
ウルフ=グイド・シェーファー(クラリネット)
シビル・マーニ(ホルン)
フォルカー・テスマン(ファゴット)
録音 2021年3月&4月
マルクス・ベッカーのピアノとマーロット木管五重奏団によるモーツァルトの作品です。ピアノと管楽のための五重奏曲以外はクラリネット奏者のシェーファーによる編曲です。
歌劇「劇場支配人」序曲は名曲です。これを木管五重奏のために編曲して演奏しています。モーツァルトの美しい作品は木管五重奏で演奏しても変わらない美しさです。まるで最初からオリジナルの作品のように素晴らしい響きの演奏です。
ピアノ協奏曲第17番ト長調をピアノと木管五重奏のためにシェーファーが編曲しています。室内楽版のピアノ協奏曲としてマルクス・ベッカーはピアノを抑えながらバランスの良い演奏をしています。カデンツァは素晴らしい演奏です。3つの楽章共に素晴らしい演奏です。第2楽章の美しさはまるでオリジナル作品のようです。ファゴットの美しい響きが光ります。
交響曲第26番変ホ長調も木管五重奏のためにシェーファーが編曲しています。この作品は3つの楽章で短い曲ですから室内楽に編曲して聴いても不自然ではありません。シビル・マーニのホルンが明るく響きます。
ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調はオリジナル作品です。1784年モーツァルト28歳の時の作品です。ベートーベンの同じ組み合わせの作品同様に人気の高い作品です。録音も多いです。3つの楽章で構成されています。マルクス・ベッカーのピアノとマーロット五重奏団からフルートが抜けたアンサンブルはモーツァルトの明るさ、楽しさを存分に味合わせてくれます。第2楽章でホルンのソロがあります。明るく美しい響きのホルンです。第3楽章は良い響きです。ピアノと管楽器のバランスが素晴らしいです。名演です。 |
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