その他のホルン作品2

ライハラ/独白2「旋風」/ユッカ・ハルユ(2012)

CD(ALBA records ABCD 367)

オスモ・タピオ・ライハラ/作品集
 〜ピートとスモークと海藻の嵐
1.バーリニー・ナイン〜管弦楽のための
2.独白2「旋風」〜ホルン独奏のための
3.鉄の雨〜管弦楽のための
4.アフラオ・ハイウェイ〜ピアノのための
5.アードベッグ〜管弦楽のための究極の小品

 サカリ・オラモ指揮(1)
 ディーマ・スロボデニュク指揮(3&5)
  フィンランド放送交響楽団(1、3&5)
 ユッカ・ハルユ(ホルン)(2)
 マティルダ・カルッカイネン(ピアノ)(4)
 録音 2005年4月20日(1)
    2008年10月15日(3)
    2011年4月28&29日(5)
    2012年11月21日(4)
    2012年11月30日(2)

 オスモ・タピオ・ライハラ(1964〜)はフィンランドの作曲家です。
 「バーリニー・ナイン」は1999年に書かれた管弦楽のための作品です。サッカー好きのライハラがダンカン・ファーガソンという選手の様子を音楽で表現したものです。サッカー場の雰囲気や応援団のような雰囲気も感じられます。また静けさやにぎやかさもあってこの音楽は個性的でもあります。ハープやヴァイオリンのソロが聞こえたら、すぐに全合奏という賑やかさもあります。サカリ・オラモの指揮による演奏です。パーカッションの響きが素晴らしいです。

 独白2「旋風」は2012年に書かれたホルン独奏のための作品です。ホルン奏者のユッカ・ハルユのために書かれました。無伴奏ホルンの作品ですから、ユッカ・ハルユのテクニックが見事に表現されています。語りかけるような主題と、そのこだまのように聞こえるゲシュトップ音のきれいなこと、この2つの音色の違いが何度も繰り返されます。後半にはハイトーンや細やかなフレーズも演奏されています。そしてミュートの演奏もきれいです。最後は華やかに力強い響きでホルンが歌われます。見事な演奏です。

 「鉄の雨」は2008年に書かれた管弦楽のための作品です。フィンランド放送交響楽団の委嘱作です。ディーマ・スロボデニュクの指揮による演奏です。大雨の表現のようにも聞こえます。パーカッションの響きもきれいです。ビブラフォンの音も聞こえます。テューバの活躍もあって、この作品は素晴らしいです。雨だけでなく、止んだあとのような雰囲気も感じられます。最後は雷雨のような表現もあります。
 「アフラオ・ハイウェイ」は2011に書かれたピアノのための作品です。3つの小品で構成されています。第1曲「もっとやれる」、第2曲「監視員たちは心配そう」、第3曲「明日の用心に良い行いを」となっています。車でハイウェイを走る時の様子や、印象を表現しています。マティルダ・カルッカイネンのピアノ演奏です。第1曲の華麗な演奏、第2曲の繊細な表現と第3曲の細やかなフレーズの演奏と、これは素晴らしい演奏です。
 「アードベッグ」は2003年に書かれた管弦楽のための究極の小品です。アードベックは、スコットランドのウィスキーの名称です。ウィスキーの好きなライハラがこの作品で、ウィスキーの蒸留所があるアイレー島を表現しています。ディーマ・スロボデニュクの指揮による演奏です。スコットランドの情景を思わせる音楽です。オーケストラの響きがきれいです。


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