ベートーヴェン/七重奏曲

ルモン(1950〜60)
CD(Green Door GDCL-0053)

アンリ・メルケル/室内楽作品集
1.ベートーヴェン/七重奏曲変ホ長調Op.20
2.モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ
               変ロ長調K.454

 アンリ・メルケル(ヴァイオリン)(1&2)
 ロヴェルジョン(ヴィオラ)(1)
 アンドレ・ナヴァラ(チェロ)(1)
 アメレ(コントラバス)(1)
 フランソワ・エティエンヌ(クラリネット)(1)
 モーリス・アラール(バスーン)(1)
 ルモン(ホルン)(1)
 エドゥアルト・リンデンベルク指揮(1)
 ジャン・ユーボー(ピアノ)(2)
 録音 1960年前後(1)(データなし)
     1942年(2)

 アンリ・メルケル(1897〜1969)はフランスのヴァイオリン奏者で、フランコ・ベルギー派でした。これは録音データがありません。1950年代の録音かもしれません。また。ヴィオラ、ホルンとコントラバス奏者のフルネームは記載がありません。
 ベートーヴェンの「七重奏曲変ホ長調」は第1楽章の序奏の響きはきれいです。リンデンベルクの指揮で演奏しています。クラリネットがきれいです。主部のクラリネットとのヴァイオリンの演奏が素晴らしいです。展開部のホルンのソロは明るくやわらかな響きがきれいです。クラリネット、バスーンとホルンの和音がよい響きです。再現部の素晴らしい演奏は見事です。ルモンのホルンはフランスのホルンで良い響きです。第2楽章「アダージョ・カンタービレ」はクラリネットのきれいな主題に始まりヴァイオリンに受け継がれます。バスーンとホルンのソロもあります。ホルンの哀愁的な歌が大変きれいです。クラリネットとヴァイオリンのソロもきれいです。第3楽章「メヌエット」は親しみやすい主題に始まります。ヴァイオリンで始まり、木管に受け継がれていきます。トリオにはホルンの鮮やかなソロがあります。きれいな響きです。クラリネットも楽しそうです。素晴らしい演奏です。第4章の主題と変奏は軽快な主題が大変きれいです。続く変奏は弦楽のスタッカートが生き生きしています。ヴァイオリンやチェロ、木管楽器の変奏が楽しそうに聞こえます。ホルンの変奏も良い響きです。これは素晴らしい演奏です。第5楽章「スケルツォ」はホルンで始まります。この明るいホルンがリードするところが楽しいです。ヴァイオリンの細かいフレーズもきれいです。トリオではナヴァラのチェロが優雅に歌います。このスケルツォは素晴らしい演奏です。第6楽章は序奏でホルンが哀愁的な主題を吹いています。ヴァイオリンが続きます。プレストからは息の合った見事なアンサンブルを聞かせます。ヴァイオリンが主題を提示します。ホルンの響きがまた素晴らしいです。木管もきれいな演奏です。後半にメルケルのヴァイオリンの見事なカデンツァが入ります。この七重奏曲は素晴らしい演奏です。
 モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ変ロ長調は3つの楽章で構成されています。アンリ・メルケルのヴァイオリンとジャン・ユーボーのピアノによる演奏です。第1楽章「ラルゴ、アレグロ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「アレグレット」になります。第1楽章は序奏のあとは見事なアレグロ演奏です。ピアノもよい響きです。第2楽章のアンダンテは美しい響きのヴァイオリンです。ピアノもよい響きです。第3楽章はモーツァルトらしいきれいな響きです。メルケルの見事なヴァイオリン演奏です。


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